やるやると言われつつ結局出てこなかったAppleのテレビ。セットトップボックスとしては市場で存在感を出してきたが、TV市場が完全に値崩れしてしまったために大型液晶テレビには価値を見出さず製品化しなかった。これからも多分しないのだろう。 Appleには計画検討だけで終わるプロジェクトが少なからずある、ということを示してると言えるが、ではクルマはどうか? クルマとしての形を全て作り上げるとしたら、Appleの持つ、製品とユーザビリティへのこだわりを考えたら600人では到底足らないだろうとは思う。 車室空間としての乗り心地、運転経験としてのユーザビリティ、衝突安全性、その他様々なノウハウが詰まった自動車生産は生半可な形で参入したら手痛いしっぺ返しを食らうだろう。そんなに簡単ではない。Appleがどこまでやれるのかな。どこかの工場ごと買収して進めないと話が前には進まない気はする。