書籍取次大手の日本出版販売(日販)はデジタルハリウッドと共同で、2017年1月28~29日の土日に「書店体験を変えるIoTプロダクト」をテーマとしたハッカソンを開催した(写真1)。東京・御茶ノ水のデジタルハリウッドにエンジニアを中心とした40人の参加者が集まり、8チームに分かれて、書店を活性化するためのアイデアと、それを実現するためのIoT(インターネット・オブ・シングズ)システムの実装を競い合った。
![IoTと若者たちの感性が街の書店を救う!](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/50c28c95f1ae9860c80bc357f17c9b6fab20532f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fit%2Fatcl%2Fwatcher%2F14%2F334361%2F021300777%2Ftopm.jpg%3F20220512)
楽天は2014年2月14日、戦略発表会を開き、Viber Mediaの買収を発表する一方で、コストの引き締め策「Project V4」も同時に発表した(関連記事:楽天がViberを9億ドルで買収、楽天経済圏を5億人に、固定電話への通話無料キャンペーンも )。毎月のコスト削減目標は10億円。年間で120億円の削減を目指す(写真)。 収益性の改善策は大きく4つ。出張費の削減など費用の最適化を掲げた「KKP(ケチケチプロジェクト)」、世界共通のECプラットフォーム「Rakuten Merchant Server-Global(RMS-G)」の導入、より機動力を高めた「Small Team」の導入、そして適材適所の推進による事業運営強化、である。 楽天はこれまで、進出した国ごとに異なるECプラットフォームを使っていたが、これをRMS-Gに統一する方針に転換。楽天統一仕様で標準化を図り、無駄を省く。
文書共有サイト「Scribd」を運営する米Scribdは現地時間2013年10月1日、無制限で電子書籍が読める定額サービスを発表した。月額利用料は8.99ドル。 同サービスは、Webブラウザーのほか、AndroidアプリケーションとiOSアプリケーションからもアクセス可能。数千タイトルにおよぶベストセラーや新刊などを好きなだけ読めるとしている。 友達がどのような本や資料を読んだか確認できる機能、プライバシー設定機能なども備える。途中まで読んだ場所をデバイス間で同期するので、デバイスを変えてもすぐに続きを読み始められる。お気に入りの作品をブックマーク登録してクラウド上に保存し、後からオンラインあるいはオフライン環境で読むことができる。読書履歴に応じてカスタマイズしたおすすめ情報も提供する。 大手出版社として最初に提携した米News Corporation傘下のHarperCollins Pu
楽天は2013年5月22日、都内のホテルにkoboを扱う量販店や書店などの販売パートナーを招き、koboの事業戦略説明会を開催した。4月4日に開催した出版社向けのkoboの事業戦略説明会に続くものだ。 4月の説明会で楽天の三木谷浩史会長兼社長は「2020年に日本の電子書籍市場を年間1兆円まで伸ばし、楽天は市場シェア50%の5000億円を取りたい」と高らかに宣言した(関連記事:「koboで電子書籍市場の半分を取る」、楽天の三木谷社長が宣言)。あれから1カ月半ほどが経過したこの日も、販売パートナーを前にして三木谷社長は強気の姿勢を貫き、4月と同じ説明をした。当面は2016年に、電子書籍で年間500億円の流通総額の獲得を目指すという目標も同じだった。 4月の説明会では「2013年夏までに楽天ブックスでの通常の本の売れ筋ベスト1000タイトルのうち、80%を電子化してkoboで販売できるようにした
「2020年に日本の電子書籍市場を年間1兆円まで伸ばし、楽天は市場シェア50%の5000億円を取りたい。それが我々の使命だ」──。楽天は2013年4月4日、都内のホテルに大手出版各社を集めて、楽天ブックスと楽天koboの事業戦略説明会を開催した。 その席で講演した三木谷浩史会長兼社長は冒頭の構想を掲げ、出版各社に協力を求めた(写真1)。当面は2016年に電子書籍で年間500億円の流通総額の獲得を目指す。 2012年7月に電子書籍市場に参入した楽天は、これまでのサービス展開のなかで「品ぞろえの充実以上に、売れ筋書籍の電子化が急務であることが分かった」と説明(関連記事:楽天の電子書籍端末「kobo Touch」は7980円、国内150万冊目指す)。2013年夏までに「楽天ブックスでの通常の本の売れ筋ベスト1000タイトルのうち、80%を電子化してkoboで販売できるようにしたい」(三木谷社長)
米Barnes & Nobleの子会社NOOK Mediaは現地時間2013年3月22日、タブレット端末を1台購入すると、電子書籍端末を1台無料で提供するキャンペーンを始めると発表した。期間は同月24日から31日までと1週間ほどだが、全米約700のBarnes & Noble書店と数百の大学内書店、自社オンラインストアのほか、米Wal-Mart Stores、米Target、米Best Buyといった小売チェーンでも実施するとしており、大規模なキャンペーンになる。 対象となるのは2012年10月に発売した、価格が269ドルからの9インチ型タブレット「NOOK HD+」(関連記事:Barnes & Nobleが7インチと9インチHDタブレットを発表、「Kindle Fire HD」に対抗)。消費者はこれを購入すると、6インチ型タッチ式E Inkディスプレイ搭載の電子書籍端末「NOOK Sim
写真●米Amazon.comのラス・グランディネッティ Kindleコンテンツ事業部バイスプレジデント(写真左)とデーヴ・リンプ Kindleデバイス事業部バイスプレジデント(写真右) 撮影:陶山勉 Amazon.co.jpを運営するアマゾン ジャパン(以下、アマゾン)は2012年10月24日、電子書籍リーダー「Kindle」シリーズの国内向け4モデルの予約を開始したことや、日本向けの電子コンテンツ販売サイト「Kindle ストア」を25日にオープンすることなどを発表した(関連記事:アマゾンが日本向けKindle最新4モデルを予約開始、「無料3G通信付きで1万2980円」の衝撃)。 かねがね噂になっていた“黒船”がついにやってきたことにより、これを機に国内の電子書籍市場や7インチクラスのタブレット端末市場が大きく動き始めるのは間違いない。本日の発表に合わせて米Amazon.comから担当者
米Amazon.comは現地時間2012年6月4日、米国の老舗出版社Avalon Booksを買収し、同社から約3000点の書籍の版権を取得したと発表した。Avalon Booksは米ニューヨーク市に拠点を置く1950年創業の出版社で、ミステリー小説やロマンス小説などを中心に多くの娯楽作品を手がけている。 Amazon.comは今後、自社の出版事業子会社を通じてこれらの作品を出版していく。既刊印刷書籍の出版も続けるが、同社の電子書籍リーダー「Kindle」向けに作品の電子化を進めていく。Avalon Booksの代表を務めるEllen Bouregy Mickelsen氏は移行期の数カ月間、デジタル化の版権取得などでAmazonに協力する。 Amazonの出版事業子会社Amazon Content Services(ブランド名:Amazon Publishing)は、書籍のジャンル別に「M
2011年12月21日に開催された、文化庁の「電子書籍の流通と利用の円滑化に関する検討会議」の最終会合。2012年度はユーザー側などの構成員を加えた上で、改めて検討会議を設置する方針だ 文化庁の「電子書籍の流通と利用の円滑化に関する検討会議」は2011年12月21日、最終回となる第14回の会合を開催し、事務局による報告書案を大筋で了承した。焦点となっていた、電子書籍の出版時に出版社へ著作隣接権を付与するか否かという点について報告書案では、検討会議の規模を拡大した上で継続審議とする方針を示した。報告書案をめぐっては、複数の構成員が出版社への権利付与を積極的に推進していく旨を盛り込むよう要望していたが、報告書案では権利付与の是非を盛り込むのを回避した。 著作権法では、著作隣接権の一種として「出版権」の規定を設けており、一般に紙の書籍を出版する際に、著作者が出版社に対し出版権を設定することを認め
アイドルユニット「AKB48」には、突出したスターが人気を引っ張っているという印象は薄い。メンバーの総力を結集した「団体戦」で成果に結びつけている。そこで、AKB48のプロデュースを担当し、美空ひばりの「川の流れのように」などの作詞家としても有名な秋元康氏に「売れるチーム」の作り方を聞いた。 同氏からは「商品の差異化」にはなぜチームが必要なのか、どんなチームが望ましいのか、さらには、異質なアイデアを生かすためのマネジャーの心得など、流行に左右されない本質的なビジネス哲学を聞き出すことができた。このインタビューは2010年3月初めに行ったものだが、「売れない時代を乗り切る営業団体戦!」という当時(2010年5月号日経情報ストラテジー)の特集テーマにふさわしかったのはもちろん、2011年現在もなお示唆に富んだ談話となっている。 「AKB48では、『会いに行けるアイドル』というコンセプトを掲げま
「欲しい出版社は自分で作る」、電子出版専業の「達人出版会」を一人で立ち上げた高橋氏に聞く 達人出版会 代表取締役 高橋征義氏 最近、技術者の間で「達人出版会」という出版社が注目を集めている。ソフトウエア技術者である高橋征義氏が一人で立ち上げた、電子出版専業の出版社だ。同氏は、プログラミング言語Rubyの利用者/開発者の支援組織である「日本Rubyの会」の会長という顔も持つ。同社の立ち上げの経緯などを高橋氏に聞いた。(聞き手は大森 敏行=日経エレクトロニクス) 問 なぜ会社を作ろうと思ったのですか。 高橋氏 きっかけは、2009年秋頃に「技術者がきちんとビジネスやマネタイズのことを考えるにはどうすればいいか」という勉強会の立ち上げを準備する飲み会に参加したことです。そのときに「どんなビジネスをすればいいか」を他の技術者と話し合っていて、米国の「Pragmatic Bookshelf」や「Pe
一般に「HTML5」と呼ばれている仕様は、HTML要素の仕様だけでなく、Webアプリケーション用APIの仕様も含んでいます。これらのAPIを使うことによってHTML5では、2D/3Dグラフィックスの描画やローカルパソコンへのデータの保存といったことが可能になります。 HTML5ではJavaScriptを使うことで、できることが従来より大幅に増えます。しかし、これは逆に言えば、HTML5の機能を活用するには、JavaScriptのスキルが不可欠だということです。 このパートでは、筆者がHTML5(+JavaScript+CSS3)で作成したお絵描きアプリケーション「My Animals Note!」をサンプルにして、HTML5におけるJavaScriptプログラミング、具体的にはcanvas要素を使ったグラフィックス描画や、Web Storage APIを使ったローカルパソコンへの画像データ
内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)は2010年6月17日、各府省庁に対して、Internet Explorer 6(IE6)からInternet Explorer 8(IE8)への移行を推奨したことを明らかにした。 IE6は、2001年8月にリリースされたWebブラウザー。最近では、セキュリティや互換性の問題が頻発。例えば2010年1月には、IE6だけを狙った攻撃が確認されている。このためマイクロソフトなどでは、IE6のユーザーに対して、最新版IE8への移行を推奨(図)。グーグルなどのWebサービス提供者は、IE6への対応を順次打ち切っている。 しかしながらNISCによれば、中央省庁の中には、バージョンアップすることなくIE6を使い続けているところがあるという。組織内のシステム(Webアプリケーション)を、IE6用に構築しているためだ。IE8に移行するとなると、既存システムがIE
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