IT業界でプロとして活躍するには何が必要か。ダメな“システム屋”にならないためにはどうするべきか。“システム屋”歴30年を自任する筆者が経験者の立場から、ダメな“システム屋”の行動様式を辛口で指摘しつつ、そこからの脱却法を分かりやすく解説する。(毎週月曜日更新、編集:日経情報ストラテジー) 若手“システム屋”A 「東日本大震災の被災地は、復興に向けてこれからが肝心だな。東京でも計画停電や交通機関の不通で業務が混乱したね」 若手“システム屋”B 「そうだね」 若手A 「仕事はどうなってる?」 若手B 「被災地のボランティアに参加している人を除けば、平常通りに戻ったよ」 若手A 「そうか、我々も仕事は仕事としてやるべきことをしっかりやらないとね」 若手B 「ところで、3月11日の地震発生直後はどうだった?」 若手A 「いや、それが、うちのプロジェクトリーダーがちょっと動揺しちゃって」 若手B