10月21日(金)神奈川県二宮町の海岸に打ち上げられたクジラは、アカボウクジラ科の「ハッブスオウギハクジラ」でした。 白い頭(正確には鼻の下)嘴が特徴です。主に北太平洋に生息し、捕獲例はおろか目撃や、座礁例も少ないとても貴重な種類のクジラです。 この個体はオスの成獣で、オス同士の闘争でできた身体の白い傷と、腹側に見られる白い斑点(ダルマザメによるもの)が目立ちました。歯はオスだけに見られるもので、メスにはありません。ダルマザメによる傷からすると温かく、深海の在る海域に生息していた個体だと推測できます。 ※画像をクリックすると拡大画像が見られます。 ※一部血痕等はサイトの特性上加工しております。