ハイランド・ガーデンズホテル(撮影:大友博)この記事の写真をすべて見る ジャニス・ジョプリンの27年間の人生と、その生きた時代、彼女が愛した音楽をテーマにしたドキュメンタリー作品『ジャニス : リトル・ガール・ブルー』を試写会で見ることができた(今年9月から渋谷のシアター イメージフォーラムなどで全国順次公開予定)。監督は、2006年の『フローム・イーブル~バチカンを震撼(しんかん)させた悪魔の神父~』でアカデミー賞長編ドキュメンタリー部門にノミネートされたエイミー・バーグ。ちょうどジャニスが亡くなったころに生まれた彼女が、すでによく知られた伝説や逸話もきちんと追いながら、家族の手もとに残された手紙などを生かし、新たな肖像を描き上げている。 ジャニスの原点は、テキサス州東部の都市ポートアーサー。容姿にコンプレックスを感じ、それが原因でしばしばいじめを受けていたという彼女は、そういった暮らし