岡山市中区平井で4月30日夜に発生した死亡ひき逃げ事件で、岡山中央署は4日、自動車運転過失致死と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで同市北区駅元町、契約社員坂本恵梨容疑者(23)を逮捕した。 逮捕容疑は4月30日午後9時45分ごろ、同市中区平井の県道で、自転車ごと倒れていた同所、岡五郎さん=当時(65)=を乗用車でひいて死亡させ、そのまま逃げた疑い。岡さんは頭頂部を粉砕骨折し、脳挫滅で死亡した。 同署は、現場付近に複数ある店舗の防犯カメラの映像を分析した上、事故と同時刻の検問で目撃情報を集め、坂本容疑者を割り出した。車底部にはこすったような跡があり、毛髪が付着していたという。 坂本容疑者は「事故を起こしたのは間違いないが、踏んだのは自転車だけと思っていた」と供述。事故当時、知人男性が同乗していたことも分かり、任意で事情を聴いている。 岡さんは歩道から車道側に頭を向け、うつぶせで倒れていた。