近年の産科を巡る医療崩壊によって「出産難民(お産難民)」という言葉を良く聞くようになった。ウィキペディアの定義によれば、「産科医や小児科医の減少に伴い顕在化した、病院出産を希望しながらも希望する地域に適当な出産施設がない、あるいは施設はあっても分娩予約が一杯で受け付けてもらえない妊婦の境遇を、行き場を失った難民になぞらえた言葉である」*1。同様な言葉として、「がん難民」という言葉も時に耳にする。なんとなく「癌なのに医師にかかれない人たち」を意味するように聞こえるが、実際にはだいぶ出産難民とは意味合いが違うようだ。 ■がん難民、推計68万人 民間研究機関が調査*2(東京新聞) 納得できる治療を求めて悩んでいる「がん難民」はがん患者の53%で、全国で推計約68万人に上ることが7日、民間研究機関の日本医療政策機構(代表理事・黒川清前日本学術会議会長)の分析で分かった。 がん難民は平均3カ所の医療
お気に入りの方のところでとんでもないネタを拾う、 「ギョウ虫検査に引っ掛かる子が増えたのは家庭が崩壊してるせい」ですってえぇえぇー?誰かー! こんな差別発言してるやつをつかまえてえー!!ごめんなさいねえ、うちの下の子、ひっかかりましたのよ、数年前。 申し訳ありませんけど、私、無農薬有機栽培の野菜しか子供には与えておりませんの、 それに、抗生物質たっぷりのお肉類も食べさせておりませんので、何かあった時はとてもよく薬が効きますのよ、 ホホホ、、って、まあ、ギョウ虫検査にひっかかりがあるのはお外の草むらなんかでよく遊ぶとか、 生野菜を食べる、とかの方が原因として多いってうちの主治医は申しておりましたが (むしろ、小さいうちに引っ掛かる子の方が育ちがいい、ってほめてもらいました) ふーん、この「土屋たかゆき」って人はきっと残留農薬たっぷりのお野菜をお子様に食べさせているんだねえ、 ヤダヤだ、こんな
m's blogを主催されている管理人様から首都圏の周産期医療の危機を象徴するコメントを頂いた事があります。再掲させて頂きます。 私が知っている医者から直接聞いた話です。 昨年の今頃、緊急帝王切開の妊婦さんが群馬か栃木 (どちらだったかは残念ながら記憶にありません) からヘリで山梨の県立中央病院に搬送されるということがありました。たしか平日の午後のことだったと思いますが、胎児がNICU管理する必要がある帝王切開で、その県の施設が満床で対応できずに搬送先を探したそうです。関東地方の他の都県、埼玉・千葉・東京・神奈川などの施設をあちこちコンタクトをとったものの全て断られ、甲府まで長距離ヘリで搬送されることとなりました。 休日とか時間外ならともかく、平日の昼間に都内や神奈川の施設を全部断られるとは、とびっくりしたのを覚えています。 あの時はいくつか厳しい実例を頂いていたのですが、このコメントだけ
奈良事件で警察が絞り込んでいる焦点は次の2点のようです。 病院での医療過誤 搬送を断った病院の違法性とくに1点目の医療過誤の可能性について力を入れそうな情勢です。そうなるとその日病院で何が起こったかの情報を分析してみる必要があります。とは言え第3者の立場にあるものでは入手できる情報源は限られています。具体的にはマスコミ報道とネット経由の情報です。現時点ではこの2つ以上のものは入手しようがありません。さらに厄介なのは入手した情報の信憑性を客観的に裏付ける方法が無いのです。 マスコミ報道の情報源をまず考えてみます。マスコミは強力な情報収集能力を持っています。そんなマスコミが今回の事件で情報源としたものは何でしょうか。まずは警察発表、警察が動き出したからこの事件は始まったのですから、警察サイドからの情報提供は記者クラブを通じて行なわれているはずです。次は遺族への取材、遺族はこの事件で悲しい思いを
メモ的にアップ。代理母出産については、いくつかのパターンがある。受精卵から見たパターンで分類すると以下のようになるか。 A.依頼者夫婦の受精卵を使う場合 B.夫の精子と卵子ドナーの卵子を使う場合 C.精子ドナーの精子と妻の卵子を使う場合 D.精子ドナーの精子と卵子ドナーの卵子を使う場合 これをさらに展開すると以下のようになる。依頼者夫婦が育ての親になることが前提。 A1:いわゆる借り腹。夫婦の受精卵を代理母に出産してもらう方法。依頼者夫婦が遺伝子的にも両親となる。向井亜紀さんのケース。 B1:卵子ドナーが代理母となって出産する方法。子供から見ると母親が2人。 B2:卵子養子型代理母出産。卵子ドナー以外の第三者が代理母になる方法。子供から見ると、依頼者である母、遺伝子上の母、出産の母の3人の母親ができる。 C1:精子養子型代理母出産。依頼者夫婦以外に、精子ドナーの父および出産した代理母とのつ
「マスコミたらい回し」とは? (その8) 医師限定掲示板からのコピペ 更に詳しい「その日何が起こったか」 2006-10-18 「マスコミたらい回し」とは? (その6) 医師限定掲示板からのコピペ 「その日何が起こったか」 http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2006/10/6_eb0d.html の続報。 会員登録された「医師」のみが利用できるという"m3.com" http://community.m3.com/ に、前回に引き続き、詳しい書き込みがあるという。 わたしは医師ではないので覗くことが出来ないのだが、またもコピペを貼ってくれてるヒトがいる。元レスを確認できないので、ここに書かれていることが本当か否かは、不明だが貼っておく。 奈良・大淀病院 警察が捜査へ ★3スレッドより。 98 :卵の名無しさん :2006/10/20(
医療は人間がするものです。エコーやCTやMRIなどの新しい医療機器が開発普及したり、他の検査も種々のものが手軽に行える時代になっていますが、それでも最後は人間がする仕事です。患者の訴えを聞き、容態を診察し、その上で何の病気なのか、もしくはどんな事が起こっているのかをまず推定、判断するのは人間です。また検査結果を分析解釈するのも人間です。まだまだ機械でこれが出来る日が来るのは遠い先です。非常に人間臭い仕事だと私は思っています。 病気を診断治療する時に与えられる情報は必ずしも十分ではありません。例えてみれば全部そろっていないジクソーパズルを、完成図無しで組み立てるような作業です。全部そろっていないジクソーパズルでも長い時間をかければ組み上げる事は可能でしょうが、医療ではこれを短時間で行なう必要があります。短時間で行なうために医者は、完成図になるかもしれない元絵をひたすら覚えこみます。ジクソーパ
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