「とにかく壊れない」と言われるヤマハのネットワーク機器。「なぜ壊れないのか」「品質をキープする仕組みとは?」「国内生産と同じクオリティを中国拠点でも確保できるのはなぜか?」などさまざまな秘密を品質保証部 音響品質保証グループとエレクトロニクス生産統括部 音響生産企画部の担当者に聞いた。 レストランの厨房や劣悪な工場でも動作するために 今回、お話しを伺ったのは、音響品質保証グループの小池田恒行氏と犬塚昌志氏の二人。小池田氏は1990年代にTCP/IPスタックを自前で開発し、ヤマハルーターの初号機であるRT100iのソフトウェア開発に携わり、この5年は品質保証部門でネットワーク機器の品質を見ている。一方、犬塚氏は1989年のISDN LSIの営業技術から始まり、ルーターの開発を経て、この2年半くらい品質保証部門で海外の技術移転を推進している。 ヤマハのネットワーク機器での品質保証は、開発したハ