「偶然新宿駅でお会いした時に『庵野ちゃん。エヴァ早く終わらせないと俺、いなくなっちゃうよ』と笑顔で話され、シン・エヴァの2回目のアフレコ時に『庵野ちゃん、間に合って良かったね』と笑顔で去っていった清川さんを、最敬礼でアフレコスタジオ出口で見送ったのが、今生の別れとなりました。深く御悔やみ申し上げます」と思い出話。 「いろいろ出ていた過去作品の裏話を楽しそうに話されていた時の笑顔は忘れません。ありがとうございました」とつづった。 清川さんは1935年生まれ。57年に俳優座養成所に入所し、68年に俳協に所属。舞台出演の一方で声優としても活動し、アニメ黎明期から庵野秀明監督作品まで、幅広い役柄を演じた。 庵野監督作品では『ふしぎの海のナディア』ガーゴイル役をはじめ、『新世紀エヴァンゲリオン』冬月コウゾウ役で知られた。冬月役は、昨年公開のシリーズ完結作『シン・エヴァンゲリオン劇場版』まで全うした。