大規模な内部不正やランサムウェア攻撃など、さまざまなセキュリティインシデントが起きた2023年。2024年、サイバー攻撃はどのように変わるのか、セキュリティ専門家の徳丸浩氏が12月14日のメディア向け勉強会で考えを示した。同氏はトピックとしてランサムウェアや生成AIを挙げたが、総体としては「あまり大きな変化はないのではないか」とした。 ランサムウェアについては、防御側に大きな変化が見られないことから、攻撃側も新たな手法を見つける必要がなく、革新的な手口がすぐに出てくることはないだろうとした。 「古い手口が使えるうちは古い手口のほうがいい。新しい手口を見せるとそれだけ早く対策されるため、新しい手札を切る動機はあまりない。VPNの脆弱性対策がスピーディーにできるようになったり、そもそも防御側がVPN自体を使わなくなったりするようなことがあれば変わるだろうが、今のところそういう兆候はない」 生成
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