【テヘラン=北川学】米地質調査所によると、パキスタン国境に近いイラン南東部シスタンバルチスタン州で16日午後(日本時間同日夜)、マグニチュード(M)7・8の地震があった。震源の深さは約82キロ。ロイター通信はイラン政府の話として、死者が数百人規模にのぼると伝えた。同政府が被害状況の確認を急いでいる。 イラン国営テレビによると、震源は山岳地帯。通信が途絶した村もあるという。揺れはペルシャ湾岸諸国でも感じられた。ロイター通信によると、同国南部のブシェール原発には被害が出ていないという。 イランでは9日、南部ブシェール州でM6・3の地震があり、37人が死亡したばかり。2003年には南東部バムで約3万人が死亡する地震もあった。 関連記事〈ロイター〉イランでM8の大きな地震=米地質調査所(4/16)〈ロイター〉イラン原発近郊の地震で37人死亡、壊滅状態の村も(4/10)大規模地震、最大で死者31