不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 「何かを分かるということは、何かについて定義できたり記述できたりすることではない」。 これは原研哉さんが『デザインのデザイン(special edition)』の「はじめに」で書いている言葉です。 デザインというものに関わる人にとって「わからない」ということにこだわる姿勢ほど、大事なものはないと思っています。自分が何がわかっていないかを見つめ、わかったふりをした状態から抜け出そうとしなければ、必要な形・物の輪郭など見えてくるはずはありません。 もがいてもがいて、作りに作って、悩みに悩んで、「わからない」ものに自分の手、目、頭で立ち向かうこと。そうやって目の前のわからなさを自分の身に引き受けられるかが重要です。だって、デザインの答えは自分で見つけ出すもの。だよね? マニュアル