なまはげ「正しい暴れ方」 若者激減、ルール伝授難しく(朝日新聞) 昨年の大みそか、秋田県男鹿市の旅館に乱入したなまはげは、東京在住の20歳の会社員が扮していた。酒を飲み過ぎた末、女性数人の体を触ったという。国の重要無形民俗文化財でもある伝統行事で、不祥事が起きたのはなぜか。再発防止策はあるのか。 (中略) ただセクハラまがいの行為は昔からあったそうだ。市内の女性に聞くと「おしりを触られた」といった話は数知れない。「なまはげさんに顔を覚えてもらえ」と、娘や嫁をなまはげの前に引っ張り出す家族もあった。 こうしたふるまいが表面化しなかったのは、「行事の中のできごと。相手は酔ってもいるし、山神のなまはげによる戒めと納得してきた」(58歳女性)からのようだ。 (中略) 「若かった頃、旅館の客の女子学生に触っても、文句を言われなかった」「少しぐらい触っても許された昔とは時代が違う」。率直な意見を交わし