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ブックマーク / sirouto2.hatenadiary.org (3)

  • 情報型主人公と環境型敵役 - 萌え理論ブログ

    BLUE ON BLUE(XPD SIDE) - 情報型主人公と世界精神型悪役の出会い 悪役の没落が大きな物語の没落とシンクロしているとするならば、自らの小さな物語を世界へと展開しようとする悪役と、彼らを物語世界の中心にして審級とする類の作品の勃興も、大きな物語の没落とシンクロしていた、と云えるだろう。あたかも、大きな物語の衰退と共に努力型主人公が情報型主人公へととって変わられていったかのように。 旧来の「努力型主人公」には、成長の最終目的地が用意されていて、それはつまり、勇者が倒す魔王です。それまで弁証法的に先延ばしにしてきた、物語内の対立・葛藤・矛盾を、最終審級としての魔王に体現させているのです。しかし、「情報型主人公」の世界には魔王的なラスボスは君臨していません。そもそも、そのような個体への一元化と、善悪の二項対立といった、図式が崩れているから、大きな物語が失調しているのです。「情報

    情報型主人公と環境型敵役 - 萌え理論ブログ
    baisemoi_bullet
    baisemoi_bullet 2008/03/09
    ひぐらしのメッセージ性が惨劇を超えるカタルシスを持てない理由→真の敵である所の世界意志システムに対する破壊(脱構築)が主人公達の手で行われないから。(それは超越者の仕事になってしまう)
  • ダメプロに対する客の視線 - 萌え理論ブログ

    書評サイトに対する作り手側の視線 - ラノ漫―ライトノベルのマンガを気で作る編集者の雑記― 「ダメ書評」に対するマンガ編集者の視線 - ラノ漫―ライトノベルのマンガを気で作る編集者の雑記― 全く賛成できない。「気で作る」という看板を掲げているが、プロとしてはずいぶん意識が低い発言だ。「やるきがなくなってめいわくだから、ひはんしないでください」って、どこの幼稚園のお遊戯会だろうか。 そりゃあ、明らかに的外れだったり、批判者の自己満足的な、ダメ批判はたくさんあるだろう。愛があるとか胡散臭そうなことを言いながら、偉そうにこきおろして満足するだけ、そういう批判は確かになくなった方がいい。再批判されて淘汰された方がいい。批判はフェアであるべきだ。 だが、批判自体を全て回避しようというのは、客から金を取っているプロの言動とは思えない。職業倫理的な立場から認められない。単に商売上の都合だけで通って

    ダメプロに対する客の視線 - 萌え理論ブログ
    baisemoi_bullet
    baisemoi_bullet 2008/01/07
    「批評は、批評でしかない(限りなく自由であると同時に、何者もその正しさを担保出来ない)」そういった共通理解が定着すれば、今程に書き手の「強さ」や読者の「レベルの高さ」が要求される事もなくなるかも。
  • 全体主義的社会は他者不在の社会である - 萌え理論ブログ

    モジュール化 「うわべだけ規則に従って、規則違反はコッソリやるべし」という規律は、「健全な社会」にとって極めて重要である。(炎上と、<他者>のメンツを立てること) - 草日記 黙認と容認の間には致命的な差異がある。この差異はくだらないといえばくだらないものなのだが、しかし社会はこれを簡単には放棄することができない。<他者>に隠れて行為しうること、これはどうしても重要なことだ。 あるいは、コッソリ隠れていようがどうしようが、規則を完璧に一律に徹底したほうが社会は「健全」だろうか。それこそ、法治国家のあるべき姿なのではないか。恣意的な運用を一切排した、ルールに基づく支配。それはおそらく非人間的な状況であろうが、別に非人間的で不味いこともないかもしれない。 なぜ、私的領域を塗り潰して公的領域を全面化してはいけないのだろうか。比喩としてプログラミング言語における変数を考えよう。変数には、「パブリッ

    全体主義的社会は他者不在の社会である - 萌え理論ブログ
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