●夏休みのシーズンだ。多忙な業務から離れて、ゆっくりと読書しようと考える経営者も多いことだろう。毎週、毎月、多くのビジネス書籍、経営関連の書籍が出版されている。読みたい書籍はたくさんある。しかしちょっと待ってほしい。多くを読むことが果たして本当にいいことなのか? 読んだ後でじっくり考える時間が必要ではないだろうか。やはり、読む本は厳選しなくてはいけない。 ●そこで夏休み特別企画の第1弾として、経営コンサルタントの大前研一氏に経営者が自らの“脳を揺さぶる”ヒントにすべき経営参考書を10冊取り上げていただき、その背景や、どのように読み解けばいいのかなどを分かりやすく語ってもらった。「先入観を打破して真の経営改革を目指すべき」と語る大前氏推薦の書籍を紹介しよう。いずれも、経営者自身の考えに大きな影響を与えるものばかりだ。 夏休みだから、あるいは時間があるからといって、少しでも多くの本を読もうと