<高橋順一(たかはしじゅんいち):早稲田大学教授> 今年三月、社会評論社から『ヴァルター・ベンヤミン解読』を上梓しました。一九八四年から二〇〇七年にわたって折に触れて書いてきたベンヤミンに関わる文章を集めて作った本です、ぼくのベンヤミンの読み方はかなり偏った問題意識に基づいていると思います。そういう偏ったベンヤミンの読み方を本にしてもはたして客観的な評価に耐えられるかどうか、正直なところ自信はありませんでした。でもベンヤミンを若い人たちに読んでもらうためのひとつの補助線くらいにはなるだろうと考え、最終的に本を出してもらうことを決意しました。この本のあとがきにも書きましたが、ベンヤミンを読むことは、勝者だけがのさばる世界をひっくり返すための武器を手に入れることにつながります。この本でいちばん伝えたかったのがそれです。あらゆる希望も可能性も失われてしまったからこそ、希望を、可能性をあらしめねば
トップ > 特集・連載 > 特定秘密保護法案 > 記事一覧 > 記事 【特定秘密保護法案】 特別委拙速採決 官邸前で抗議 Tweet mixiチェック 2013年11月26日 衆院特別委で額賀福志郎委員長(右上)に詰め寄る野党委員=26日午前、国会で 「なぜこんなに拙速に決めるのか」。特定秘密保護法案の採決が衆院国家安全保障特別委員会で強行された二十六日、国会周辺では朝から市民の抗議が続く。懸念の声に耳を傾けない国会に、強い反対の声が上がった。 (片山夏子、小林由比、大平樹) 「知る権利を奪うな」。採決が行われた直後の正午すぎ、衆院議員会館や首相官邸の前には反対する市民数百人が集まった。東京都葛飾区の無職倉島嘉子さん(51)は「特別委員会での強行採決は事前に報道されていた。福島での公聴会もおためごかしで、最初からシナリオありきだった。茶番劇だ」と憤った。 朝も「出勤前に抗議しよう」という
強行採決が行われた衆院国家安全保障特別委員会の傍聴席で特定秘密保護法案反対を訴える傍聴人=国会内で2013年11月26日午前11時15分、小出洋平撮影 特定秘密保護法案を巡っては、慎重審議を求める声が高まる中、メディア関係者だけでなく研究者、宗教者など、国内外のさまざまな団体が反対声明を発表し、分野を超えた広がりを見せている。 【委員長席に詰め寄る野党議員…】衆院特別委の様子を写真特集で 栗田禎子・千葉大教授ら中東地域を専門とする全国の研究者83人(25日現在)は、同法案に反対する緊急声明を発表。「研究者らが中東への日本の軍事的関与などの情報を得ようとすると取り締まりの対象となる危険性がある」「日本に住む中東出身者やイスラム教徒への監視が強まる」などと訴えている。 仏教、キリスト教などの宗教関係18団体は14日に「国民の知る権利を奪うことは、戦前の情報統制の再来であり、日本が再び『戦争
「憲法違反」「国民の目をふさぐ」「民主主義を破壊する」…各方面での批判が高まる特定秘密保護法案だが、政府与党は今日26日、野党の修正協議を待たずに強行採決を行うとの報道も流れている。その内容については、ご存知の方々も多いかもしれないが、一応、おさらいすると、以下のようなものだ。 ◯特定秘密保護法案とは?何が問題? 1. 政府・与党の恣意的な裁量で「特定秘密」を指定 外交や安全保障などに関する情報を「特定秘密」として、政府や警察庁長官などの「行政機関の長」が指定。在日米軍関係やTPP、原発関係など、国民に知られたくない情報を政府・与党が自らの都合で「特定秘密」に指定される恐れがある上、第三者機関によるチェックもない。「特定秘密」をいつ公開するのかも政府次第で、永久に秘密とされる恐れもある。 2. 厳罰化と情報提供者の萎縮 公務員でも民間人でも「特定秘密」を漏らした人には、最高で懲役10年およ
「これが民主主義か」=怒号飛び交う特別委−秘密保護法案、強行採決 「数の横暴だ」「これが民主主義か」。特定秘密保護法案が衆院特別委員会で可決された26日午前、傍聴席からは激しい抗議の声が上がり、野党議員らが委員長席に詰め寄った。 午前9時から始まった特別委には、法案に反対する市民ら約100人が傍聴に訪れた。約40人しか中に入る余裕がなく、入れ替わり立ち替わり審議を見守った。(2013/11/26-11:43)
日露戦争で新潟長岡市から出征、兵士が残した100通の思い…地元コミセンで手紙発見 壮行会や物資への感謝…解読進める市民サークル「地域の財産」
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