2年制大学を無料化=米大統領構想、野党反発も 【ワシントン時事】オバマ米大統領は9日、テネシー州で演説し、公立の2年制大学の授業料を原則無料化する構想を明らかにした。高等教育の門戸を広げ、貧困層を底上げするのが狙いだが、莫大(ばくだい)な財源が必要となるため、野党・共和党から反発が出る可能性もある。 米国の公立の2年制大学は「コミュニティー・カレッジ」と呼ばれ、高等・生涯教育の場として幅広い年齢層の学生が通うことで知られる。 大統領は9日の演説で「お金がないというだけで大学教育への門戸を閉ざすべきではない」と指摘。「学位は中間所得層への最も確実なチケットだ。米国が世界経済の中で勝ち抜いていくカギでもある」と強調した。20日の一般教書演説で共和党に協力を呼び掛ける。(2015/01/10-08:56)2015/01/10-08:56