コロナ禍は、マンションの間取りにいくつかの変化を及ぼした。テレワークが増えたことで、住戸内に仕事スペースを設けるケースが増えたのもそのひとつ。そして、最先端の動きとして、「室内廊下をなくす」動きが出て、不動産業界の注目を集めている。 各地のモデルルームで出合った「室内廊下をなくす」事例と、その利点を解説したい。 室内廊下をなくすと、住戸内が広々する 下の写真は、江東区大島で分譲中のマンションのもの。玄関を入ってすぐの寝室を廊下スペースと一体化。どこまでが寝室か、どこからが廊下かを曖昧にして、寝室が広く感じられる。 「ブリリア大島パークサイド」のモデルルーム3LDKにて。筆者撮影 次の写真は、横浜市内で分譲されているマンション2LDKのモデルルーム。玄関からリビングに向かう通路の途中に、フルサイズのシステムキッチンを設置。本来は室内廊下になるスペースを、キッチンスペースに取り込んでいる。 そ
「安楽死」を議論する前に、もっと見つめ直すものがあるのではないか。京都新聞とYahoo!ニュースの共同連載企画「安楽死と呼ぶ前に」を3回掲載したところ、多数の反響が寄せられた。筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者=当時(51)=に医師が薬物を投与し死なせた嘱託殺人事件の報道と同様に、「あんな病気になったら、私だったら死にたい」などと、安楽死を容認する趣旨のコメントが目立った。立岩真也・立命大教授は「私なら死にたい、と公言することはヘイトスピーチ」と指摘する。障害がある人たちの受け止めを聞いた。(京都新聞 岡本晃明) 【動画】透明文字盤で語る「100通りの生き方」 安全圏から発する言葉「犯罪的だ」 ALSは、全身の筋肉が徐々に動かなくなっていく難病で、息する力も衰えるが人工呼吸器を装着して10年以上暮らす人もいる。京都の事件で亡くなったALS女性は発症から7年、24時間介助を受けて独居生活を送っ
海外から優秀な研究者を集める中国の人材招致プロジェクト「千人計画」に、少なくとも44人の日本人研究者が関与していたことが、読売新聞の取材でわかった。日本政府から多額の研究費助成を受け取った後、中国軍に近い大学で教えていたケースもあった。政府は、経済や安全保障の重要技術が流出するのを防ぐため、政府資金を受けた研究者の海外関連活動について原則として開示を義務づける方針を固めた。 【写真特集】北朝鮮の「瀬取り」を監視するカナダ軍「ネオン作戦」 ■情報流出恐れ 読売新聞の取材によると、千人計画への参加や表彰を受けるなどの関与を認めた研究者は24人。このほか、大学のホームページや本人のブログなどで参加・関与を明かしている研究者も20人確認できた。 千人計画に参加した理由については、多額の研究費などが保証され、研究環境が日本より魅力的だとする研究者が少なくなかった。 44人のうち13人は、日本の「科学
知事専用車にアルファードが選ばれる理由は? 都道府県の首長である「知事」が乗るクルマといえば、ひと昔前までは黒塗りの大型セダンが定番でした。 【画像】アルファードを超える! トヨタが新型高級ミニバン「マジェスティ」発表(50枚) 車種でいえば、トヨタでは「センチュリー」「セルシオ」「クラウン」、日産車では「プレジデント」「シーマ」といった高級セダンです。 もちろん、現在も黒塗り高級セダンを知事専用車に採用している県も少なくないのですが、2000年以降はセダンからミニバンに変更する例が増えていることが分かりました。 現在の知事専用車として、急速な勢いで増えているのがトヨタ「アルファード」のハイブリッドモデルです。 アルファードを選ぶ理由として、「環境性能、居住性能、利便性」をあげる都道府県が多数を占めています。 また、乗車定員が7名であれば、警備や秘書など側近の職員と一緒に移動もできますし、
ちょっと前に、英国のヘビメタバンド、ブラック・サバスのメンバーを請求人とする拒絶査定不服審判がありました(特許情報プラットフォームの審決公報DBメニューに審決番号2017-650015を入力すると審決文を参照できます)。 これは、「BLACK SABBATH」という商標登録出願(マドリッドプロトコル国際登録経由)が、商標法4条1項8号違反で拒絶されていたのに対して、出願人であるブラック・サバスのメンバーが不服を申立てた審判です(他にも論点はありますが、補正により解消したので説明省略)。 商標法4条1項8号 他人の肖像又は他人の氏名若しくは名称若しくは著名な雅号、芸名若しくは筆名若しくはこれらの著名な略称を含む商標(その他人の承諾を得ているものを除く。) 特許庁のもともとの拒絶理由は、 本願商標は,イギリスのヘビーメタルバンドを表すところ,同バンドは3名で構成されているものの,出願人は,その
従来の夫婦別姓訴訟と青野氏らの訴訟は、ゴール設定も理念も違う男女共同参画社会実現への気運や、性差別の問題が世の中の大きな関心事になっているいま、「夫婦別姓」をめぐるこのやりとりにも、もっと注目が集まっていいのではないだろうか。 井戸まさえ氏が現代ビジネス4月19日号に「サイボウズ青野社長の『別姓訴訟』、日本会議への接近に戸惑う人たち」という論説を寄稿した。 それに対し、青野慶久氏は4月23日に自身のnoteにおいて「選択的夫婦別姓、井戸正枝氏の批判記事を批判」として記事を発表している。 ここで「井戸vs青野 どちらが正しい?」を論じたいのではない。論点整理をしたい。 もともとサイボウズ社長の青野氏らの訴えは、夫婦別姓によって生じるさまざまな不利益の解消を求めるものである。男女平等の理念に立脚しているわけではない。しかも、もともとそういう訴訟案件があったところに、後から青野氏が「自分も助太刀
鉛筆や消しゴム、乾電池など身近な工業製品の多くに「日本工業規格」は使われている。略称「JIS」。品質や性能、安全性の水準を維持するための国家規格で、規定の項目をクリアした製品は「安心」とされてきた。ところが、高知県黒潮町で「JISとは何か」を根本から問う出来事が起きているという。この町は、南海トラフ巨大地震が起きれば、高さ34メートルという国内最大級の津波が襲うと予想されている。問題となっているのは、万が一に備える「津波避難の誘導標識」の耐久性に関するJIS。町は独自の判断で試験項目の数を減らし、発注したのだという。「国家規格」をうたいながら、実はJISには法的拘束力がない。しかし、JISの試験項目を発注者が独自に減らすことができるとしたら、「安心」の保証はどこにあるのだろうか。その対象が「命の誘導標識」だとしたら————(Yahoo!ニュース編集部)
■はじめに無修正の有料わいせつ動画サイト「カリビアンコム」を通じてわいせつ動画を配信していた被疑者らが、警視庁によって逮捕されました。被疑者らは、日本人の女優を使って制作したわいせつ動画を、台湾にある別会社を経由して、アメリカにあるとみられている「カリビアンコム」の運営会社に納品し、アメリカにあるサーバから配信していたようです。 無修正わいせつ動画制作、有料配信の疑い 台湾出身の女ら6人逮捕 台湾と米経由でわいせつ動画配信の疑い 社長ら逮捕 アメリカにあるインターネット・サーバにアップロードされたわいせつ画像は、他の世界中のアダルトサイトにある画像と同じように、もちろん日本からも見ることができますが、今回、警視庁が被疑者らを逮捕した理由はどのようなものなのでしょうか。 ■刑法の適用についての原則日本の刑法は、犯人の国籍を問わず日本の領土内で行われたすべての犯罪行為に対して適用されます(刑法
JASRACがヤマハ等が音楽教室に対しても著作権料の請求を求めたことが問題になっています(参考記事)。この件に関するネット上の議論を見るとJASRACが学校の授業での音楽の利用について著作権料の請求を求めたと勘違いしている人がいるように思えます。 たとえば、宇多田ヒカルさんはtwitter上で「もし学校の授業で私の曲を使いたいっていう先生や生徒がいたら、著作権料なんか気にしないで無料で使って欲しいな」とコメントされています。上記の参考記事に対するコメントになっているのですが、記事中は音楽教室と書いてあるのに「学校の授業」と言い換えているのが気になります。単なる書き間違いなのか両者の区別がついていないのかのいずれかでしょう。ひょっとすると(今回の話とは全然別に)将来的にもしJASRACが学校の授業に著作権料を要求したとするならばという意味で書いているのかもしれないですが、いずれにせよこのツイ
■お正月も練習2016年が始まった。「お正月くらいはゆっくり」と思っている人たちも多いことだろう。 しかしTwitter上では、「元旦から部活ってどういうことなんだよ」「大みそかと元旦しか休みがない」と、お正月中の部活動に関する生徒の嘆きも散見される。 部活動が生徒に与える負荷については、「昔からみんなそれを乗り越えてきた」「いまの子どもは弱くなった」といった議論がある。だが、そうした生徒の劣化論を唱える前に、お正月の練習を含めて、中学生や高校生がいまどのような状況にあるのか、その全体像を把握しておく必要がある。 部活動顧問の過重労働(記事「部活『やりたくない』先生の訴え」)にも関連する課題として、以下、中学生や高校生における「過重部活」の実態の一端に迫っていきたい。 ■部活動の活動日数が増加まず、部活動の日数に関する全国調査を見てみよう。 一週間あたりの活動日数は、中学校と高校いずれにお
先日、教育系NPOの先駆けとして知られる認定NPO法人カタリバが、文京区からの委託を受けて運営する文京区青少年プラザb-labを見学させていただいた。このb-labには、それぞれ詳しくは後ほど紹介するが、先取りされた2020年の学びのスタンダードを見た。 「b-lab」とは文京区が用いた青少年向けの複合施設の名称である。行政組織らしからぬポップな名称は、中高生に向けた公募で決まった。最寄り駅は各線本郷三丁目駅か、千代田線湯島駅。周囲には東京大学や、桜蔭学園などがある閑静な住宅地のなかに立地する複合施設だ。「中高生に自主的な活動や、地域や異年齢交流の場を提供し、自立と社会参加を応援」することを目的に設けられた(「文京区教育センター等建物基本プランの事業概要」)。 文化事業、スポーツ事業、学習支援事業、利用者による自主事業、中学・高校の部活等の合同行事(横断的な組織構築)を実体化する施設であり
日本出国の窓口は一緒くたになっているが、入国審査のゲートは大きく二種類ある。一つは「日本人」、もう一つは「外国人」である。余談ながら外国人の英語表記は今では「foreigner」になっているが私が日本に初上陸した頃は、「alien」となっていたことを懐かしく思い出す。 10年ほど前から日本国籍である筆者が持っているたった一つだけのえんじ色パスポートの表紙には、美しい菊の紋章がしっかりデザインされている。2週間ほど前に海外から日本に戻って来たのだが、国籍の正しい自覚はあるため入国審査の段階では当然「日本人」カウンターを目掛けて進む。しかし、私の行動を憚る男性が現れた。入国管理局の職員であると思われる。進もうとも、ずっと何回も「貴方は違う」と繰り返す。避けて通ろうとしても、追っかけてくる。最後には目の前に立ちはだかり私を押さえ込んだ。 一連の流れ、みなさんはここで何が起きているか想像できますか
16日からフランスのパリで開催されているセキュリティ分野の国際展示会「EUROSATORY2014(ユーロサトリ)」に日本ブースが設置され、多くの日本企業が出展している事が報道されておりますね。 ところで、このユーロサトリについて報道各社はどのように報道しているでしょうか。まずはユーロサトリを各社はどう呼んでいるかについて、比べてみましょう。 【パリ=三井美奈】パリ郊外で16日開幕した世界最大規模の陸上兵器・防衛装備品の展示会「ユーロサトリ」に、初めて日本ブースが設けられた。 出典:パリの兵器・防衛装備品展示会に初の日本ブース(読売新聞) パリで16日に始まった陸上兵器の国際展示会「ユーロサトリ」に、日本が初めてブースを設け、防衛産業を担う13社が参加している。 出典:日本製武器、パリの見本市に 輸出三原則緩和で商機狙う(朝日新聞) 【パリ宮川裕章】世界最大規模の陸上兵器展示会「ユーロサト
英国のピザ・エクスプレスというチェーンレストランが、ハラールと呼ばれるイスラム教の流儀で処理した鶏肉を使用していたことがわかり、大きな物議を醸している。 このハラール肉というのは、イスラム教で厳格に定められた屠畜、解体などの方法で処理された肉のことであり、最近ではスーパーなどでもふつうに販売されているが、ピザ・エクスプレスはメニューにハラール・チキンを使用していることを明記していないため、イスラム教徒以外の人々も知らずにそれを食べていたことが判明してスキャンダルになったのだ。 ピザ・エクスプレスの客が何も知らずにハラール・チキンを食べていたというのは、つまりこういうことである。彼らが食べていたチキンは喉を斬られて血抜きされた鶏のものであったということ。そしてその鶏には殺された時にイスラム教の祈祷が捧げられていたということ。 これが英国民の間でヒステリックなまでのリアクションを生み出しており
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