その香りは花を思わせるような甘さと、熟したマスカット・オブ・アレキサンドリアの凝縮された濃厚さ。味はフレッシュでありながらとても濃厚で、1口目より2口目、3口目と飲み進めるほどにマスカットの輪郭が色濃くなり、とても長い余韻を楽しめます。 “シンガニ”とは、中南米ボリビア産の蒸留酒(※1)です。 ボリビアの特定地域で収穫されたマスカット・オブ・アレキサンドリアから造られた蒸留酒のみを指し、伝統的な原材料や加工法で作られた製品であることを示す認証である原産地名称保護(※2)の対象にもなっています。 ボリビアでは大変ポピュラーなお酒で、メキシコにおけるテキーラ、ブラジルにおけるカシャッサ、日本においては日本酒のような位置付けの国民酒となっています。 ※1: 醸造酒を蒸留して作ったお酒のこと。スピリッツ(spirits)とも呼ばれる。 日本の酒税法では「果実を原料として発酵させたアルコール含有物を