大阪・関西万博の開幕まで残り2週間となった。若手建築家20組が会場で設計している施設のほとんどは、ほぼ完成している。 若手20組が担当した合計20カ所の施設のうち、最も数が多いのはトイレだ。全部で8カ所ある。そのうちの1カ所に、自然素材である土を独自に配合して建設3Dプリンターで出力し、外装パネルや外構を制作しているプロジェクトがある。大屋根リングのすぐ西側で、バスが発着する会場の西ゲートに近い「トイレ4」だ。 2025年2月に竣工した大阪・関西万博の「トイレ4」。若手建築家20組のうちの1組が設計した。自然素材である土を独自に配合して建設3Dプリンターで出力し、曲線の外装パネルや外構を制作した(写真:日経クロステック)
