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映画に関するbandshijinのブックマーク (19)

  • 原田知世『時をかける少女』(1983)リスニング・メモ 大人少女の端境期

    曲について 原田知世のシングル曲(1983)です。当時15歳くらいだった彼女が主役を演じた、筒井康隆の同名小説を原作とした大林宣彦監督の同名映画の主題歌で、松任谷由実が作詞・作曲しました。編曲は松任谷正隆です。 原田知世『時をかける少女』(1983)リスニング・メモ シンセサウンドの、強拍をとったあとに移勢するフレーズのイントロ。このフレーズはメロのバッキングの主パターンにもなっていますし、メロからサビに移るとき、1サビから2コーラス目に移ろうとき、2コーラス目のサビが反復するとき、エンディングにも登場する重要フレーズです。リスナーに与える曲の印象を占める割合が大きいはずです。このサウンド、私個人としてはドゥービー・ブラザーズを思い出します。彼らのアルバム『Minute by Minute』が私は好きなのですが、このアルバムもシンセサウンドの魅力満開。原田知世の『時をかける少女』(1983

    原田知世『時をかける少女』(1983)リスニング・メモ 大人少女の端境期
    bandshijin
    bandshijin 2021/03/26
    編曲の緻密さ、演奏、録音の良さに相当惚れました。この布陣でメインキャスト、十代なかばの原田知世を囲んだのです。あろうことか作詞・作曲はユーミンです。いい意味でユーミンが立役者になっている気もします。
  • 橋幸夫・吉永小百合『いつでも夢を』理想の鏡 〜デュエット・ソングの音域考〜

    楽曲の映画化 この曲をもとに作られた映画が翌1963年に公開されています。楽曲の映画化はこのブログで取り上げたことのあるものでいうと『夜明けのうた』『サヨナラCOLOR』が思い浮かびますが、世の中にかなりの数あるような気がします。この共通点で作品を巡ってみるのも面白いかもしれません。 映画を作らせてしまうほどに作り手の意欲を刺激する楽曲だという場合と、すでに人気のある俳優や歌手のヒット曲との相乗効果を利用してさらなる商業的な成功を重ねようと狙う場合(あるいはこれから人気者にしたい新人・無名の人を押し出す場合)ほかが考えられます。 1960年代はどんな気風だったのか……そのにおいや肌ざわりはどんなものだったのでしょう。生活の中で、みんなが同じテレビ番組を見て、同じ歌手の同じ曲を聴き、国民の多くが知る「人気者」「有名人」がいたはずです。 そういう状況において、ある曲がヒットした場合、「これで映

    橋幸夫・吉永小百合『いつでも夢を』理想の鏡 〜デュエット・ソングの音域考〜
    bandshijin
    bandshijin 2021/03/01
    1Oct違いのユニゾン。男声が低い音域、女声が高い音域を要求されるのでは? ハモるとかすればいいが演奏のハードルが上がります。音域を狭く曲を書く手もありますが、つまらなくなってしまうかも? 奥が深いです。
  • 『星に願いを(When You Wish Upon a Star)』光と影の宵の街 原曲のクリフ・エドワーズ&ディズニー・スタジオ・コーラス

    『星に願いを(When You Wish Upon a Star)』光と影の宵の街 原曲のクリフ・エドワーズ&ディズニー・スタジオ・コーラス 星に願いを 『星に願いを』は、いろんなところでふれてきた歌。 私が高校のときの音楽の教科書にこの曲が載っていた。当時ピアノやギターで弾いてみたら、意外とコードが小難しいところがあった。でもそこがおしゃれでかっこいいし、きゅんとする響きでポイントだ。 大学のときに作曲の授業(私は音楽大学出身)があって、何かアンサンブルを書くことになったとき私はこの曲を題材にして3声部くらいの弦楽器とピアノだかギターの伴奏の編成を書いた(作曲というか編曲)。作曲と弦楽器のいずれも主科としていない私の級友(音楽教育専攻)たちに協力してもらって、授業内で演奏した記憶がある。 四分音符を中心とした、とても緩やかなリズム形のメロディを、ところどころの不安定で装飾的な音程やコード

    『星に願いを(When You Wish Upon a Star)』光と影の宵の街 原曲のクリフ・エドワーズ&ディズニー・スタジオ・コーラス
    bandshijin
    bandshijin 2021/01/21
    ジミニー・クリケットを演じたクリフ・エドワーズ&ディズニー・スタジオ・コーラス名義のものが配信されている。細野晴臣が自身のラジオで流す音楽を感じる。1900年代前半のアメリカの映画音楽?のような。
  • Radiohead Exit Music(For a Film) ちりつく冷感と緊迫

    Radioheadを知った高校のとき Radioheadが抜群に好き。アルバム『OK Computer』は中でも1番好きだ。『Hail to the Thief』(2003)も好き。『Kid A』(2000)も……。 高校生のときにツタヤでCDを色々借りた。その中にRadioheadがあった。それで1番好きになってしまった。1番好きなバンドを聞かれたら、Radioheadと答えた。今でもそう答えるだろう。初めて知ってもう17、8年になるか。 『OK Computer』はツタヤで借りたのち、あまりにも気に入ったので高校生だった自分の小遣いで輸入盤を買った。中でも抜群に好きな曲がある。4曲目『Exit Music(For a Film)』。いや、『No Surprises』も。あ、『Electioneering』も……(全部好きだ)。 Exit Music(For a Film) 『Exit

    Radiohead Exit Music(For a Film) ちりつく冷感と緊迫
    bandshijin
    bandshijin 2021/01/15
    Radiohead『Exit Music(For a Film)』。映画『ロミオ+ジュリエット』に書き下ろされた。短和音が柔らかく妖しく冷ややか。ブーストしたバンドが煽る後半一度きりのコーラスが劇的。トムのVo.が冴え、浮遊感あるメロトロンが絶妙
  • サザンオールスターズ『真夏の果実』 弱起の愛歌

    私は『真夏の果実』を高校生のときにサザンオールスターズのベストアルバム『海のYeah!!』で聴いた。それよりも前にメディアへの露出で1度や2度や3度くらいは聴いて知っていたと思う。 それから大学生のときに手にした斉藤和義の『紅盤』でBONNIE PINKとのコラボーレションでカバーの『真夏の果実』を聴いた。 どんな風に調理しても美味しいのか、この名曲は。 稲村ジェーン 『稲村ジェーン』という映画があると知ったのは最近のこと。 岩崎良美『タッチ』やKinKi Kids、吉田拓郎『全部抱きしめて』の作詞者が康珍化だと知り、彼について調べていると『稲村ジェーン』という映画の脚も担当しているとわかる。 その映画の監督は桑田佳祐。…エッ、映画も撮っていたとは。熱心なファンに「知らなかったの?」と呆れられるだろうか。 桑田佳祐は監督のみならず、音楽、サザンオールスターズとして主題歌も担当している。そ

    サザンオールスターズ『真夏の果実』 弱起の愛歌
    bandshijin
    bandshijin 2021/01/01
    桑田氏は楽譜で音楽を考えないはず。気持ちの良い動機、流れを選び取っていると思う。その正直で誠実な感性が、この「『真夏の果実』を構成するパートすべて(A、Bメロ、サビ)を弱起にする」という結果を生んだ。
  • 学園天国 フィンガー5 からあげとプチトマト

    『ジョゼと虎と魚たち』のアニメ映画バージョンが12月に公開されると知った(2020年)とき、犬童一心監督の同名実写映画を観たのを思い出した。実写映画のほうの主題歌は私が敬愛するバンド・くるり、彼らの曲の中でも特に私が好む『ハイウェイ』。 「ジョゼ」の実写映画に出演した主役のひとりが夫木聡だったので、同じく彼が出演した矢口史靖監督の映画『ウォーターボーイズ』を思い出した。実在する埼玉県の川越高校水泳部のシンクロ公演がモチーフになっているという。 『ウォーターボーイズ』は私の最もお気に入りの映画のひとつで、自分が十代のときに観た作品。ネット検索して久しぶりに思いを巡らせた。劇中のシンクロ公演のシーンで印象的に音楽が用いられており、その中の一曲がフィンガー5の『学園天国』(1974)だった。 学園天国 兄妹グループ、フィンガー5 狂気じみた歓声の黄色さに、いつか観たビートルズの映像、彼らが歓声

    学園天国 フィンガー5 からあげとプチトマト
    bandshijin
    bandshijin 2020/11/24
    たかが席替え、されど席替え。曲の出だしが“Hey Hey Hey Hey Hey”。人前に立って注目を集める気風の人格を思わせる、勝ち気な表現である。心象かもしれないと思うと、現実とのギャップが面白い。 フィンガー5、学園天国。
  • 『となりのトトロ』エンディングテーマ 不思議の森への通行手形

    短調ブームからのジブリバトン 最近私が味わった曲。『ゲゲゲの鬼太郎』、『益荒男さん』(くるり)、『ちいさい秋みつけた』、『君をのせて』(『天空の城ラピュタ』主題歌)。 どれも短調の旋律をもつ曲。 今日も短調をテーマに音楽体験の蒐集にあたろうかと思ったけれど、ちょっと外してみることにした。 となりのトトロ エンディングテーマ 『君をのせて』から、ジブリ作品関連。井上あずみが歌う、『となりのトトロ』。アニメ映画『となりのトトロ』主題歌(エンディングテーマ)・イメージソング。 イメージソングとして1987年にシングル発売、映画が公開された年の1988年に主題歌としてあらためてシングル発売とWikipediaにある。 井上あずみのシングル『となりのトトロ』 アレンジ、歌メロ、コードについて カリンバ?のイントロ。エスニックなパーカッションとともに出だし、主題の単語にしてこの世で最も認知度の高いであ

    『となりのトトロ』エンディングテーマ 不思議の森への通行手形
    bandshijin
    bandshijin 2020/11/22
    “トトロ トトロ”のリフレインは百年先に届くのでは?トトでもトロでもなく「トトロ」。由来は宮崎駿氏の知人の少女が所沢を「ととろざわ」と発音したとも(?)。幼い子の発音の至らなさほど可愛いものもない。
  • 『君をのせて』メロディの秘密(『天空の城ラピュタ』主題歌)

    『君をのせて』 宮崎駿監督のアニメ映画『天空の城ラピュタ』(1986)。その主題歌が『君をのせて』。1986年は私の誕生年……同い年です。 作詞:宮崎駿、作曲:久石譲(音楽も担当)。歌は井上あずみ(『となりのトトロ』のオープニング『さんぽ』エンディング『となりのトトロ』の歌唱も担当)。 2拍3連のオープニング。木琴風のサウンド。倍音が強い小口径のベルのようなサウンド。エレピサウンド。 歌メロがなんともいえない美しさを醸しています。 他の人からも、メロディのなんともいえない美しさを讃える声を聞いたことがあるのですが…… その秘密? かもしれない要素に気付いたことがあるのでここでお伝えします。 調和のメロと緊張のサビ それは、A・Bメロでの、ベースとの関係が3度になる音程の多用です。 3度という和声音程(同時に鳴る複数の音の距離)は、調和を感じさせます。3度は転回すれば6度。 この曲のA・

    『君をのせて』メロディの秘密(『天空の城ラピュタ』主題歌)
    bandshijin
    bandshijin 2020/11/21
    ベースと歌メロで3度関係を多用した調和のヒラウタと、同度や5度のせつなさのサビ。フィニッシュはまるで「起承転結+転」。感服の名曲の秘密? 『天空の城ラピュタ』主題歌『君をのせて』。
  • くるり ハイウェイ 旅の理由、恒久の白線

    前置き 鬼滅映画とアニメ映画「ジョゼ」予告 近頃(執筆時)くるりの岸田繁氏が『鬼滅の刃』に触れたツイートをしばしばしている影響を受けて、私もアニメを全編(執筆時)観ました。とてもハマってしまい先日『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』を観にも行きました。 あなたが「鬼滅」の話をしたい人だったらごめんなさい。これは前置きの前置きだから話は変わっていきます。 「鬼滅」の編上映前の予告で見たのがアニメ映画の「ジョゼ」予告でした。 その主題歌と音楽担当がくるりで、主題歌は『ハイウェイ』。 2003年、私は17歳の高校生でした。ちょうどくるりのことを知って好きになったのがこの時期。1曲入り500円のシングルを当時買いました。「ジョゼ」の映画は劇場ではなく公開からしばらくしたあとに家で円盤で観たんだったか。数度繰り返し観た記憶があります。 主演の夫木聡は私の最も好きな映画のひとつ『ウォーターボーイズ』(

    くるり ハイウェイ 旅の理由、恒久の白線
    bandshijin
    bandshijin 2020/11/19
    「僕」の背景には、単調な道のりの象徴「ハイウェイ」があった。心象の曲であり、非常に絵画的でもある。大好きな心の一曲です。犬童一心監督映画『ジョゼと虎と魚たち』主題歌、くるりの『ハイウェイ』。
  • YUKI『歓びの種』 時と生活の交わり

    JUDY AND MARYのファンでした。私がはじめて買ったアルバムはJUDY AND MARY『POP LIFE』。佐久間正英プロデュース作。 JUDY AND MARY解散後のメンバーの動きには疎い私。はじめて買ったアルバム『POP LIFE』のとき、私は小学生。それからいろんな音楽を知りました(と言っても、せまい範囲中心にですが)。 YUKIは2002年2月6日にソロで初めてのシングル『the end of shite』を出し、それからひと月ちょっと後の3月27日にアルバム『PRISMIC』を出します。スピッツやクラムボンのミト、亀田誠治ほかが関わってつくられたアルバム。このあたりのYUKIのソロキャリアのはじまりについて、ジュディマリファンの小学生だったあの頃から20年以上経ったいま、ようやく知り始めています。 『歓びの種』(2005)というYUKIの曲がいいなと思っていました。ふ

    YUKI『歓びの種』 時と生活の交わり
    bandshijin
    bandshijin 2020/10/19
    感動のYUKIの名曲『歓びの種』。作詞・YUKI、作曲・蔦谷好位置、編曲・島田昌典。いろんな人と携わったり共作したりして送り出される彼女のキャリア、また関わった人のそれ、いずれも私の世界を広げてくれます。
  • 沈没家族とMONO NO AWARE

    私には、素敵な映画を耳打ちしてくれる友人知人がいる。きのう教えてもらったのが『沈没家族』(2018)。 武蔵大学の学生だった監督・加納土の卒業制作で生まれた作品の劇場公開版。 いま、ポレポレ東中野で観られるそう(※執筆時:2020年10月)。2019年・今年(2020年)と上映を重ねて来た様子。映画の舞台も東中野なので「里帰り上映」と銘うたれていた。 シングルマザー(監督の母、加納穂子)がはじめた共同保育で育った、監督の加納土。その共同保育(と共同生活)の取り組みにつけられた名前が「沈没家族」。 成長した監督が、当時をともに過ごした人を追う。母、父をめぐる。取材する。そういう内容の映画だ。 MONO NO AWAREの『A・I・A・O・U』。 浮遊感。歌詞の乗せ方。リフレイン。ありふれた手触りの語彙を繰った、ただならぬフックのポップ感。 エレクトリック・ピアノの音、ドラムス。まろみのある音

    沈没家族とMONO NO AWARE
    bandshijin
    bandshijin 2020/09/30
    彼らは出会った音楽のいいところをとりいれて「MONO NO AWARE」としてユニークに新しくてどこかなつかしい音楽を表現する。センス高いなぁと思う。玉置と加藤が八丈島出身というパーソナリティも面白いし、稀有だと思う
  • くるり『奇跡』 心、持ち寄って。〜武道館ライブ映像にみる織〜

    おはようございます。今晩(執筆時)は、くるり主催「京都音楽博覧会2020」配心(配信)です。わくわくしながら私はくるりのレパートリーを鑑賞しています。先々月の11日(土)には『LIVEWIRE くるり in 京都磔磔』がありました。京都の老舗ライブハウス・磔磔からのライブ配信でした。新型ウイルスによる感染症拡大の影響を受けて、予定していたツアー『特Q』を中止した彼ら。素早く未収録音源集のアルバム『thaw』を4月に配信、5月にCDを発売しました。 そして7月に先の『LIVEWIRE くるり in 京都磔磔』。岸田繁氏のつかった言葉を借りていえば「エライことになった」世の中ですが、その中で模索しスピーディーにアクションを重ねるくるりを私は敬愛しています。 そして彼らが2007年〜毎年開催してきた「京都音楽博覧会」ですが、これも例年通りならば京都・梅小路公園に人を集めて開催するはこびだったであ

    くるり『奇跡』 心、持ち寄って。〜武道館ライブ映像にみる織〜
    bandshijin
    bandshijin 2020/09/20
    『奇跡』すばらしい。『thaw』『LIVEWIRE くるり in 京都磔磔』そして『京都音楽博覧会 2020』。感染症でエライことになった世に対してアクションしてきたくるり。例年京都梅小路公園で開催してきた音博、今夜は「配心」
  • 『レット・イット・ゴー』(『アナと雪の女王』より)にみる、意志のメロディ。

    一枚の写真から連想して音楽を求めてみるのもいい。 これは、家で私のと私の子どもが、プラパック(マフィンか何かの焼き菓子が入っていた包装容器)に水を張って、庭で摘んだ花を浮かべて凍らせたところを写したものである。 「きれい!」と私は嘆いた。冷たい飲み物の入ったグラスにこの氷を浮かべたら、見た目がたいへん愛らしくなると想像した。けれど、単にお遊びで凍らせただけだそうだ。これらの花は用じゃない。液体が透明のカクテルなんかに使ったら、見た目のかわいらしさに感激してしまいそうなのに。ちゃんと用の花を買って、実現してみるのもいいかもしれない。 この写真から、私は『アナと雪の女王』劇中歌の『Let It Go』を連想した。 我ながら発想が単純だ。ほかにもうちょっと何か思いつかないか? とも思ったけれど、とりあえず音楽を聴いてみることにした。 作品は、あまりにも有名だ。世界中の子どもたちと大人たちの

    『レット・イット・ゴー』(『アナと雪の女王』より)にみる、意志のメロディ。
    bandshijin
    bandshijin 2020/09/15
    家族と観られる。きゅっとまとまっていて無駄がなく楽しい。ずっと前DVDを借りたとき、字幕版と吹き替え版を切り替えて2度観ました。
  • Oasis『Stop Crying Your Heart Out』と映画『The Butterfly Effect』

    小学校や中学校を過ごしたときの同級生と「この映画いいよね」といった賛辞の趣旨で話した記憶があるのが『バタフライ・エフェクト』。 「いいよね」的に話しただけじゃなく、映画を一緒に観に行ったのもその友達だった気もするが詳しくは忘れてしまった。正直、はじめて観たのが劇場だったか、DVDだったかどうかも。どっちでも観たのかもしれない。家でDVDで観た記憶は確かにある。自分の記憶の頼りなさが情けない。 ある時期、1番好きな映画は何かと訊かれたら『バタフライ・エフェクト』を挙げていた。私はそもそも映画を多く観る人間じゃなかったから他になかったというのもあるかもしれないけれど、それでも飛び抜けてこの映画を好きだった。当に1番いいと思っていたし、今でもそうかもしれない。経過した時間のぶんだけ、観た映画の数は増えたかもしれないけれどペースはこれといって増えていない。むしろ結婚したり子どもができたりした自分

    Oasis『Stop Crying Your Heart Out』と映画『The Butterfly Effect』
    bandshijin
    bandshijin 2020/09/14
    映画バタフライ・エフェクトはいちばん好きな映画のひとつ。エンディングで流れるオアシスのストップ・クライング・ユア・ハート・アウトで泣く、泣く。
  • 切実な虚構の美 映画『Fight Club』

    映画『Fight Club』(1999)から着想を得たという話をネットで目にして、作品を観始めた。 一映画の視聴にかかる約2時間を生活のなかでまとまって確保することができず、2〜3回に分けてプライムビデオ(Amazon)で観た。 『Fight Club』は数年前にバンドをやっている友達に紹介されて、すでに一度観たことがあった。 昨日のこのブログの記事に、映画をおよそ半分までを観た時点での感想を書いた。半分まででも書きたくなることがあったからだ。 今日、残り半分を観終えた。 ああ、こんなだったか。あまりにも覚えていなかった自分に驚愕している。AH!だよ、AH! 後半で驚愕の展開がある。それを私はこれほど見事に忘れていたなんて! と思う一方、その驚愕の展開の「タネ」って、実はその程度。仕掛けはあくまで仕掛けでしかないのかもしれない。質は…この映画が持ついちばん重要なことは、「タネ」じゃ

    切実な虚構の美 映画『Fight Club』
    bandshijin
    bandshijin 2020/09/13
    闘いたいやつらがいる。闘わなくちゃならないストレスを、闘いで晴らすのか。はじめから最後まですべてが嘘? 美しさって、嘘に宿るのでは。そう思った傑作映画『ファイト・クラブ』。
  • ブッ壊す自由 映画『ファイト・クラブ』 ラブリーサマーちゃん『AH!』からきっかけをもらって

    ラブリーサマーちゃんが9月16日に新アルバム『THE THIRD SUMMER OF LOVE』を出す。 1曲目に『AH!』というトラックがあって、これは映画『Fight Club』から着想したという。 そのへんのことがわかるつぶやき 歌ネットさんにて、私の新曲「AH!」のセルフライナーノーツが公開されております。 むちゃくちゃ長いですが、ご興味ある方は是非お読みくださいませ… https://t.co/LpD8mtRQpk #utanet — ラブリーサマーちゃん (@imaizumi_aika) September 5, 2020 に付されたリンク https://www.uta-net.com/user/writer/todaysong.html?id=10974 が以上のものだ。 『Fight Club』は数年前に一度観た。バンドをやっている友人にすすめられたから。 観て、良かった

    ブッ壊す自由 映画『ファイト・クラブ』 ラブリーサマーちゃん『AH!』からきっかけをもらって
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    bandshijin 2020/09/12
    いまある社会を利用し、ぶっ壊す自由。全員がタイラーと同じように振る舞ったら破滅だが、全員が紋切り型のライフスタイルに倣っても破滅だろう。映画『ファイト・クラブ』
  • サカナクション『新宝島』 作為のおかしみ

    よれたアナログっぽいシンセ。ゆるくからだを揺らすメンバー。意味ありげなカメラワーク、ひいて、戻って、ひいて。ひな壇の上でしばらく身体をゆすって振り付けを演じたメンバー。階段を降りてフロアへ。チアと交差して前へ。 2メロ。ヨリでチアのボンボンが顔にかぶるカットが挿入される(かぶり具合がちょっと可笑しい)。2サビでメンバーの個性が反映された別録りのソロカット。終わりに何かのCM?でみたことのあるみたいな集合カット。2サビ終わって間奏へ。 メンバーはちょこちょことバックステップ。チアがフロアに搬入する巨大な黒い立体に隠れる。「ナナメに差したスポットライト」風の絵(図形?)が描いてある。表を向くとバンドセット。アツいギターソロをややぞんざいに(?)扱っているところがおもしろみ。ワンカット風でうまくつながっている(もしくは画面カットが入っているけど実際には1発録りで決めた映像なのか)。 チアに囲まれ

    サカナクション『新宝島』 作為のおかしみ
    bandshijin
    bandshijin 2020/09/06
    サカナクションのおかしみは更新されていく期待。それをも裏切っていきそうな、まだまだ何かあるかんじ。新宝島MVから色々思う。
  • Stand By Me のこと

    たぶんポチポチとビートルズに「高評価」をつけているからであろう。 私のYouTubeに表示された『Hey Jude』 リハーサルのようなシーンから始まり、司会者に紹介される。その場で始まるかと思えばシーンが変わって始まる。 近頃、何を見ても胸熱になってしまう。 嘘。 何を見ても、なわけない。 それでもそう思うのは、見るものひとつひとつに私が何かを感じているからだろう。 それが何か。 音楽に関わるものがほとんどだ。 そのミュージシャンのあゆみと、自分のあゆみを重ねてしまうんだろうか。 何を見てもそうなるわけはない。 まっすぐに飄々と画面に向かって歌うポール。 感情が高まる体験は自分だけの貴重なもののように思う。 でも似たようなことを多くの人が体験しているだろう。 この動画は2015年12月7日に公開されて220,366,859回視聴されている(2020年9月4日7時30分)。オーバー・2億。

    Stand By Me のこと
    bandshijin
    bandshijin 2020/09/04
    ベン・E・キングの原曲、ジョン・レノンのカバー。原曲を意識した同タイトルの異曲も多数。スティーヴン・キング原作、ロブ・ライナー監督の同名映画の影響ももちろん大きい。音楽仲間とのセッション種でもある。
  • 映画『#ハンド全力』を観て 変化はグラデーション

    ハンドボール部がつくりたかった 高校生1年生のとき、私は無性にハンドボールがやりたかったか。なんでか。 ちょっとマイナーなスポーツをやりたかった。「自分にしか魅力のわからないものを俺はやっているんだぜ」ぶりたかったのかもしれない。スポーツや、からだを動かすこと自体はもともと好きだった。 とにかく、「部をつくる」をやってみたかった。すでにあるコミュニティに自分を適合させるのでなく、自分で居場所をつくりたかった。私が進学した高校には、ハンドボール部がなかった。 私が進学先として選ばなかった私の家の最寄りの高校にはハンドボール部があって、専用コートもあった。立派なコートでハンドボールをプレイしたり練習したりする高校生を日常的に見て、憧れがあった。かっこいいなと思っていた。自分がその学校を選ばなかったぶん、その高校にあるものに惹かれた。羨ましく感じた。 …と、無性にハンドボールがやりたかった理由を

    映画『#ハンド全力』を観て 変化はグラデーション
    bandshijin
    bandshijin 2020/08/28
    映画『#ハンド全力』。ハンドボールをがんばっている風の「SNS更新」に全力を出す主人公たち。いつになったらハンドボールのプレイに本気になるのか? 震災後の熊本を舞台に。主題歌は小山田壮平『OH MY GOD』。
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