アフガニスタン東部クナル(Kunar)州ヌールガル(Noor Gal)地区で違法なケシ畑を取り締まる治安部隊の隊員(2014年4月29日撮影)。(c)AFP/Noorullah Shirzada 【11月12日 AFP】国連薬物犯罪事務所(UNODC)は12日、アヘンやヘロインの原料となるケシの作付面積が、アフガニスタンで今年過去最大に達したと発表した。 UNODCの報告書によると、2014年のアフガニスタンのケシ作付面積は前年比7%増の22万4000ヘクタールとなっている。ヘロインの主原料であるアヘンの生産量は、前年比17%増の6400トンに達すると見込まれている。 アフガニスタンの旧支配勢力タリバン(Taliban)による反政府活動で政情不安が続く地域を含め、同国南部と西部では、米国が約10年にわたってけん引してきた国際的な麻薬追放作戦の効果もむなしくケシ栽培が活気づいている。 米軍主