第二次世界大戦中に飛んでいた、日本を代表する飛行機「零戦」。三菱重工と中島飛行機(現SUBARU)で生産され、旧日本海軍の主力として戦った戦闘機です。 2018年、ガダルカナル島のジャングルで見つかった零戦の残骸、製造番号「三菱2666号」を片渕監督の所属事務所で購入。現在は千葉県松戸市の航空史研究家・中村泰三さんの個人宅で保管し、月に一度一般公開もしています。 それにしても縦横数メートルにも及ぶこの残骸を、なぜ手に入れようと思ったのでしょうか? 「零戦の色って、何色なのかずっと曖昧だったんですよ。たくさん作られて、たくさんの人に見られてたはずなのに、ある人は『色みを帯びないグレー(灰色)だった』、ある人は『グリーンっぽいグレー(灰緑色)だった』、またある人は『どちらもあった』と言うんです。人の言葉や記憶の上では、零戦が本当は何色だったのかが明確な形で残ってこなかったんですね。さらに『飴色
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