ブックマーク / kinokeno.hatenablog.com (1)

  • 松波太郎『そこまでして覚えるようなコトバだっただろうか?』を読みました - 好物日記

    そこまでして覚えるようなコトバだっただろうか? 作者:松波太郎書肆侃侃房Amazon とんでもないを読んでしまった。『故郷』『イベリア半島に生息する生物』『あカ佐タな』『王国の行方—―二代目の手腕』の四つの作品が収められた短編集で、いずれも音としての「ことば」と、ことばを発する器官を持つ身体が異様なまでに存在感を放っている。なんていうか、全体的に、とても独特な小説でした。意識の流れ的な。物体としての圧というか、厚みと重みをもった生き物っぷりを感じる。いや紙の上に構築されたフィクションなんですけど、身体性の描写が多いためか、重量感があるのだ。 冒頭の『故郷』は、なぜモンゴルに行きたいのかを問い詰められる場面で始まる。どうやら「わたし」はモンゴルに行くために何かの申し込みをしたらしく、志望動機書を提出したようなのだが、その内容がいまひとつだったようだ。問い詰められる「わたし」は、しかしうまく

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