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  • 【第6回】ショウノウ舟はなぜ動くのか?

    1円玉と並んで、よく表面張力の現象として持ち出されるのが、「ショウノウ舟」です。 小さな模型舟の船尾にショウノウの塊を付けておくと、舟を水に浮かべたときに勝手に走り回る現象です。 「ショウノウ」というと防虫剤の匂いを思い出す方もいらっしゃるでしょうが、最近ではp(パラ)−ジクロロベンゼンなどにその役目を奪われてしまいましたので、入手しにくいかもしれません。 (なお、いずれも口に入れると有害ですので、べないように。) こショウノウの分子は、水をはじく疎水基と、水になじむ親水基を持っています。舟の船尾に取り付けられたショウノウの塊が分解して、分子が水面に移ると、疎水基を上にして単分子の膜を形成します。舟の後方ではショウノウの単分子膜ができ、舟の前方には水面があります。物質は表面張力により、その面積を少なくしようとします。この場合、水の表面張力はショウノウよりも高いため、水面の面積の方がより小

    barringtonia
    barringtonia 2022/01/23
    船尾に取り付けた樟脳が単分子膜を形成することで水の表面張力により自走する玩具で、江戸時代からあるらしいけれど知らなかった
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