将棋の里見香奈女流五冠が、女性初のプロ棋士を目指して挑む「編入試験」の第3局が大阪市で行われました。里見女流五冠は、最後まで攻めの姿勢を見せましたが敗れ、今回の試験でのプロ入りはなりませんでした。 里見女流五冠は、5月下旬にプロへの「編入試験」を受ける条件を満たし、8月から五番勝負に挑んでいますが、第1局、第2局ともに敗れています。 負けられない対局となった13日の第3局は、午前10時から大阪市の関西将棋会館で行われ、後手の里見女流五冠は前の2局と同じく、飛車を中央に据える得意の「中飛車」の戦法を取りました。 対局では、積極的に攻めの姿勢を見せる里見女流五冠に対し、先手の狩山幹生四段(20)は丁寧に受け、終盤に厳しく攻めました。 里見女流五冠は午後4時9分、103手までで投了。 これで3敗となり、今回の「編入試験」を合格することはできず、プロ入りはなりませんでした。 対局後、里見女流五冠は