ノルウェー夢ネット @norwayyumenet 「ゲイであることを周囲に打ち明けるべきか」という男子高生への相談に「異性愛者で、女好き、男好きと言い回る人はいますか?なぜ同性愛者だけがカミングアウトしなくてはいけないのか?」と答える美輪明宏さん。そうでした。朝日朝刊より。 pic.twitter.com/5eih3VvDWz 2017-09-09 09:00:07
2015年の夏、歌手のマイリー・サイラスが「パンセクシュアル」をカミングアウトし、大きな話題を集めた。それによって、聞いたことがあるかもしれないが意味がよく分からない用語が多くの人に知れ渡った。 「パンセクシュアル」とは、一般的に知られている「ストレート」や「ゲイ」、「バイセクシュアル」以外にも、もっと多く存在する性的指向・恋愛的指向の中のひとつだ。実際、恋愛的と性的な指向があることを知らない人がいるかもしれない。 「Asexuality.org」によると、恋愛的に(相手に)惹かれることは、「魅力を感じる人と恋愛関係を望む、たいていの人が感じる感情反応」だ。サイトは次のように指摘する。 「性的欲求を感じない人々『アセクシュアル(Aセクシュアル)』の多くは、誰にも性的に惹かれていなくても、感情面で恋愛的に人に惹かれることはある」。一般的に、恋愛的指向と性的指向が一致することが多いが、アセクシ
日本に概念がなかった レズビアンの存在感が日本で希薄なのは、伝統的に女性同士の性愛を示す概念、言葉がなかったから(写真は本文と関係ありません) flySnow-iStcokphoto.com 論壇誌「アステイオン」(公益財団法人サントリー文化財団・アステイオン編集委員会編、CCCメディアハウス)83号は、「マルティプル・ジャパン――多様化する『日本』」特集。同特集から、自身トランスジェンダーであり、性社会・文化史研究者である三橋順子氏による論文「歴史の中の多様な『性』」を5回に分けて転載する。 ※第1回:歴史の中の多様な「性」(1) はこちら ※第2回:歴史の中の多様な「性」(2) はこちら ※第3回:歴史の中の多様な「性」(3) はこちら 女性同性愛について 最後に、今まで触れることができなかった女性同士の性愛について述べておこう。日本では、女性同性愛(レズビアン)の存在は、男性同性愛
男色と男性同性愛は違う 欧米の同性愛者のイメージを日本の前近代の男色者に投影するのは間違いだ(写真は本文と関係ありません) sunarat-iStcokphoto.com 論壇誌「アステイオン」(公益財団法人サントリー文化財団・アステイオン編集委員会編、CCCメディアハウス)83号は、「マルティプル・ジャパン――多様化する『日本』」特集。同特集から、自身トランスジェンダーであり、性社会・文化史研究者である三橋順子氏による論文「歴史の中の多様な『性』」を5回に分けて転載する。 ※第1回:歴史の中の多様な「性」(1) はこちら ※第2回:歴史の中の多様な「性」(2) はこちら 「男色」と「男性同性愛」 さて、もうひとつ厄介な問題がある。それは「男色」と「(男性)同性愛」の関係だ。研究者の中には、両者を漠然と、あるいは疑うことなく同じものとして、ほとんど同義語のように使う人もいるが、私はかなり軽
硬派=男色好み 明治期の日本には、年長の少年が年少の少年を口説いたり犯したりする男色文化があった(写真は本文と関係ありません) tunart-iStcokphoto.com 論壇誌「アステイオン」(公益財団法人サントリー文化財団・アステイオン編集委員会編、CCCメディアハウス)83号は、「マルティプル・ジャパン――多様化する『日本』」特集。同特集から、自身トランスジェンダーであり、性社会・文化史研究者である三橋順子氏による論文「歴史の中の多様な『性』」を5回に分けて転載する。 ※第1回:歴史の中の多様な「性」(1) はこちら 「男色大国」としての日本 皆さんは「白袴隊(びやつこたい)」をご存じだろうか? 戊辰の年(一八六八年)の会津戦争で華と散った会津藩の少年部隊「白虎隊」ではなく、明治三〇年前後の東京で美少年とその親たちを震撼させた不良男色学生集団だ。正岡子規の句に「遣羽根(おいばねや)
日本の「伝統」に反する? パートナーシップ証明書を受け取り、渋谷区役所を出るカップル(2015年11月) Yuya Shino- REUTERS 論壇誌「アステイオン」(公益財団法人サントリー文化財団・アステイオン編集委員会編、CCCメディアハウス)83号は、「マルティプル・ジャパン――多様化する『日本』」特集。同特集から、自身トランスジェンダーであり、性社会・文化史研究者である三橋順子氏による論文「歴史の中の多様な『性』」を5回に分けて転載する。 はじめに――「日本社会の伝統」って何? 今年(二〇一五年)の四月、東京都渋谷区が同性パートナーに「証明書」を発行することを条例で定めた。七月には世田谷区も区長の判断で、パートナーであることを宣誓した書類に区が押印し受領証書を交付する形で同性パートナーを公認することが明らかになった。いずれも実際の交付はまだ行われていないが、順調にいけば年内には
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く