ジャニーズ事務所創業者で、2019年7月に亡くなったジャニー喜多川氏(享年87)に端を発した性加害問題が、いよいよどうにもならなくなってきている。 4日には国連「ビジネスと人権」作業部会の専門家のダミオラ・オラウィ氏と、ピチャモン・イェオファントン氏が日本記者クラブで会見を実施。喜多川氏から性被害を受けた当事者や関係者らに行ったヒアリングを総括した。 ピチャモン氏は「同社のタレント数百人が性的搾取と虐待に巻き込まれるという深く憂慮すべき疑惑が明らかになった」と指摘。ジャニーズ事務所は第三者で構成される「再発防止特別チーム」が調査を行っているが、これについても「透明性と正当性に疑念が残っている」「ジャニーズ事務所のメンタルケア相談室による精神衛生相談を希望する被害者への対応は不十分だとする報告もある」とクギを刺した。 作業部会は来年6月に人権理事会に報告書を提出する予定。 続いて同所で記者会