【不況でも売れるヒット商品のヒ・ミ・ツ】日本コカ「ファンタ ふるふるシェイカー」 (1/2ページ) 2009.4.29 18:29 タブーを破れ 「炭酸飲料を思いっきり振る」というタブーをあえて破ることで、大ヒットしたのが、日本コカ・コーラの「ファンタ ふるふるシェイカー」だ。 「振ってはダメ」どころか、「振らないと飲めない」という常識破りだ。振らずに缶を開けると、ゼリーがパンパンに詰まっていて、飲めない。キッチリと10回振ると、ゼリーと炭酸飲料が最適に混ざり合い、これまで経験したことのない独特の“食感”の“飲料”が味わえる。 当初は、10代の若者をターゲットに想定していたが、「お腹にたまり、おやつ代わりになる」というサラリーマンやOLの支持も獲得。さらに、不安と不満の多い鬱屈(うつくつ)した世相を反映したのか、「ストレス発散になる」という想定外の需要もつかんだ。 「下手の鉄砲」ではない