シュプリンガー(Springer)は3月23日、仏ジョゼフ・フリエ大学と共同ででたらめ論文を検出するソフトウェア「SciDetect」を開発・オープンソースで公開した。 シュプリンガー・サイエンス・アンド・ビジネス・メディアは科学技術論文を掲載する出版グループ。SciDetectは論文のテキストを検索し、埋め込まれたXMLやPDFのリンクを参照、文章自体の正当性(少なくともでたらめでないか)を判断する(閾値は設定できる)。 これは「SCIgen」などの自動論文ジェネレーターへの対抗措置。2005年にMITの学生が作成したソフトSCIgenは、一見それらしく見える(内容はまったく意味をなさない)科学論文を自動生成する。このでたらめ論文に気づかずSpringerを始めとした複数の大手科学ジャーナルがSCIgen作成の偽論文を掲載したことで大きな問題となった。偽数学論文、偽物理論文用ジェネレータ
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