野上浩太郎農相は7月26日からローマのFAO(国連食糧農業機関)本部で開催されている国連の食料システムサミット・プレサミットに出席し、27日に本会議で閣僚声明を発表した。 サミット出席の野上農相 写真提供:農林水産省 国連食料システムサミット(FSS:Food Systems Summit)は9月にニューヨークで開催される予定となっており、今回はそれに先立つ会合。このサミットは農業生産から食料の供給、消費までを食料システムの視点で捉えて、その持続性確保を世界的な共通の課題として議論する初めての国際会議となる。 プレサミットで野上農相は5月にみどりの食料システム戦略を策定し、イノベーションで食料システムの諸課題を解決することをめざし、2050年までの農林水産業のCO2ゼロエミッション化や、有機農業の拡大、農薬の低減などを目標としていることを表明した。 目標達成にはイノベーションが重要であるほ
Home › 記事 › 日本語という病 日本語という病 By James_f on 28th July 2021 • ( 9 ) 正しい言葉を選べなければ正しい考えはもちようがない。 美しい言葉を持たなければ、美しい感情を持ちようがない。 言語と認識や、認識と現実についての、やや複雑な関係を述べなくても、ほとんど誰でも直感的に判ることだとおもいます。 わしがアジアの言葉のなかで、ベンガル語か日本語か、少しだけ迷ったが、 日本語を選んだのは、北村透谷の透明な怒りの言葉の美しさと、鮎川信夫の、それこそ「水の表面で跳ね返る魚の一瞬のきらめき」のような美しい表現に打たれたからでした。 子供のときに日本に住んでいた楽しい記憶が支えになってくれたけれども、多分、それだけでは日本語を追究してみようという気にはならなかったでしょう。 ひとによって、ガ、ガ、ガビーンと反応する言葉の作者のタイプは異なるが、わ
<「誤解を与えたのであれば申し訳ない」とは、形を変えて加害を繰り返しているとすら言える言葉だ。ホテルから保健所、政治家、首相まで、そんな「謝らない謝罪」が多過ぎる> この原稿を書いているのは東京五輪開会式の前日。今朝は開閉会式の演出担当である小林賢太郎氏が解任されたという速報で目が覚めた。 森喜朗大会組織委員会会長(当時)が女性差別発言で辞任したのが今年の2月だった。そこで明るみに出た人権意識の低さが、その後も繰り返し表面化し続けている。 つい先日もこんな報道があった。東京・赤坂のホテルがエレベーターに「日本人専用」「外国人専用」と掲示していたというのだ。コロナ禍で一般客と五輪関係者の動線を分ける目的だったとのことだが、そのための手段はあまりに稚拙で差別的だった。 加えて気になったのは、発覚後のホテルの「謝罪」コメントだ。「差別する意図はなかったが、誤解を生じさせてしまいおわびする」 「誤
紹介 20世紀における古代ギリシャ・ローマ史学の最高峰の一人にして、史学史(歴史学の歴史学)の泰斗。歴史家カルロ・ギンズブルグの師であり、また政治思想史家ジョン・ポーコックをはじめとして後の研究者に決定的影響を与えた。この高名なアルナルド・モミッリャーノの著作は、しかし一見平易に書かれながら、高度に複雑な思考に立ち、背後にある広大な知的世界の理解を要するために、今日までほとんど日本語訳がなかった。 ここにこの上ない訳者を得て、モミッリャーノの精髄を一書に編む。編者=訳者は長年モミッリャーノを深く読み込み自身の学問の基盤としてきた。史学史を主題に、精選9論文。いずれも初訳。随所に周到な訳註を脚註として付す。巻末に解説。 目次 はしがき I Hekataiosの合理主義 II 歴史叙述の在り方に関する諸議論の歴史における、Herodotosの位置づけ(松原健太郎訳) III 口頭伝承に基づく歴
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