JA陥落 農業沸騰 コロナ禍において、農業界では、「農協の凋落」と企業による「農業投資バブル」が同時に進行している。大淘汰時代を生き延びた組織・農家だけが巨額のリターンを得る“乱世”へ突入したのだ。また、ダイヤモンド編集部の独自試算による「JA(農協)赤字危険度ランキング」では、調査対象の2割に相当する96JAが赤字に転落する窮状が明らかになった。激変する農業の最前線をレポートする。 バックナンバー一覧 鶏卵生産大手の元代表が農相などに現金を渡した汚職事件で、自民党や農林水産省に激震が走っている。農林族議員は大御所クラスが相次いで失脚、農水省でも序列トップの事務次官まで減給処分を受ける事態になっている。特集『JA陥落 農業沸騰』(全21回)の#8では、人材が枯渇した農政の惨状をレポートする。(ダイヤモンド編集部 千本木啓文) ユダ・西川氏の退任に農業団体が 喜んでいられない理由 鶏卵生産大