※ 本記事は、2017年に作成した記事を元に、2022年2月10日、構成の変更や数字の更新などを行いました。また、2024年6月14日に各国比較グラフを更新しています。文中の日本の難民認定状況については、2024年3月31日に最新の数値を反映しています。 ※データ算出方法については注1 「日本は難民認定が少なすぎる」 「いや、数の問題ではない。ちゃんと審査をやった結果が少ないだけだ」 難民認定のあり方をめぐり、弁護士や支援団体、法務省など立場の違う関係者の間でよく繰り広げられるやりとりです。現実の認識は立場によって異なりますが、取り組むべきは、助けを求めて逃れてきた難民が現実に助けられていないという問題です。 日本は、世界でも類を見ない極めて少ない難民認定数。2023年は、13,823人が難民申請を行い、認定されたのは303人でした。一方で、7,627人が不認定とされています(一次審査・審