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言語を誰が保障するのか。浜松の「公営日本語教室」に集う人々|ニッポン複雑紀行
「いつからおなかが痛いですか?」 「今朝からです」 「今朝は何を食べましたか?」 「牛乳を飲みました... 「いつからおなかが痛いですか?」 「今朝からです」 「今朝は何を食べましたか?」 「牛乳を飲みました」 「昨日の夜は何を食べましたか?」 「コストコのチーズピザを1個食べました」 「薬を飲みましたか?」 「まだ飲んでいません」――。 ここは浜松市外国人学習支援センター(U-ToC、ユートック)。かつては町役場だったこの施設で、月曜日から金曜日まで無料の日本語教室が毎日開かれている。 この日の午前中の「初級」クラスの参加者は9名。そのルーツはブラジル、ペルー、フィリピン、ベトナム、中国、ニュージーランドと幅広い。年齢は10代後半から50代までで女性の方が多い。 9人は3つのグループに分かれ、練習した「病院での会話」を順番に発表していた。教師はボランティアではなくプロの日本語教師が務める。 愛称のU-ToC(ユートック)は、浜松市雄踏町の「U」、ポルトガル語で「みんな」を意味する「Todo M
2019/09/26 リンク