世界的富豪であるサウジアラビアのワリード・ビンタラール王子の投資会社は2日、西部ジッダでの千メートル超の高層タワー建設計画について、同社の子会社が地元大手ゼネコン、ビンラーディン・グループと契約を結んだと発表した。建設費は46億サウジ・リヤル(約950億円)。AP通信などが伝えた。 完成すれば、現在世界一の高さのアラブ首長国連邦(UAE)ドバイのビル「ブルジュ・ハリファ」(828メートル)を超え、世界一となる。 ビンラーディン・グループは、国際テロ組織アルカーイダの指導者で5月に米軍に殺害されたウサマ・ビンラーディン容疑者の一族が経営するサウジ有数の建設会社。 タワーは紅海岸の商都ジッダ北部に建設される「キングダム・シティー」の一部。タワーにはホテルやマンション、オフィスなどが入居、5年後に完成の予定。(共同)