28日午後8時15分頃、山陽新幹線相生―岡山駅間を走行中だった東京発博多行き「のぞみ53号」の男性運転士(48)から、「眼鏡がない」とJR西日本東京指令所に連絡があった。 指令所の指示で新幹線は岡山駅の東約8キロで緊急停止。同駅から代わりの運転士が上り新幹線に乗り込んで停止現場に向かい、約30分後に現場で交代して運転を再開した。上下線の後続に遅れが出た。 JR西によると、運転士は新大阪駅でJR東海の運転士と交代。同駅を同日午後7時半頃出発し、新神戸、姫路両駅に停車していた。新幹線の運転士は計器などを正しく把握するため、眼鏡をかけて視力1・0以上が必要という。JR西が詳しい状況を調べている。