少し前に読んだ、さやわかさんの著書『一〇年代文化論』(感想記事:『一〇年代文化論』“残念”な僕らの若者文化を解き明かす - ぐるりみち。)。そちらがとても気付きの多い内容でおもしろかったこともあり、同筆者の前著も読んでみました。 僕たちのゲーム史 (星海社新書) posted with ヨメレバ さやわか 講談社 2012-09-26 Amazon 楽天ブックス それがこちら、『僕たちのゲーム史』。 一口に「ゲーム」と言っても、取り上げているのはボードゲームなどのアナログゲームから据置型のテレビゲーム、そして昨今人気の携帯アプリまで多種多彩。本書は主に2つの基準を軸として「ゲーム」について広く触れつつ、その歴史を辿っていく内容となっております。 その基準とは、以下の2点。 ボタンを押すと反応する 物語をどのように扱うか これらをゲームで語る上での軸として、数十年に及ぶゲームの歴史の中で、何