背景と目的 堅果(ドングリ、コナラ属樹木の種子)は、腐りにくく貯食が可能な大型の種子であり、しかも生産量が大きいために、森林に生息する動物にとって秋から冬にかけての貴重な餌資源となっている。中でも、アカネズミなどの森林性の野ネズミは、種子を消費するばかりではなく種子散布者としても働いており、堅果との相互作用は特に密接である。すなわち、里山林の主要な構成種であるコナラ属樹木は野ネズミに依存した更新様式を持ち、逆に野ネズミの個体数は堅果の豊凶に同調して変動することが報告されている。これらのことから、堅果は野ネズミにとって「良い餌」であると信じられてきた。 ところが、コナラ、ミズナラなどの堅果には、消化管への損傷や消化阻害作用を引き起こすタンニンが乾重比3〜9%という高濃度で含まれている。堅果を重要な食料としている野ネズミが食べてもタンニンによるダメージを被らないのだろうか。そこで、堅果中のタン
環境省と宮崎県は14日、特定外来生物のスウィンホーキノボリトカゲが県内で初めて捕獲されたと発表した。国内では静岡県磐田市で繁殖が確認されているが、それ以外の地域での確認は初めてという。8月に外来生物法に基づき特定外来生物に指定されたばかりで、県は環境省と連携して調査を始める方針。 宮崎県によると、8月18日と同28日、同県日向市の住民の飼い猫が、家にトカゲをくわえて帰ってきたという。県に持ち込まれ、特定外来生物と判明した。 このトカゲは台湾原産で、体長は20~30センチほど。人体に危害を加えた報告はないという。アリやチョウなどを捕食するため、在来種の昆虫への影響などが懸念されている。(土舘聡一)
Googleによると、世界の漁業は大きな転機を迎えているそうだ。海で取れた魚を主要タンパク源としている人は全世界で10億人以上いるが、現在の漁業は持続可能な水準を超える漁獲高で運営されているという。 生息数がこの1世代で90%も減少した種類の魚があるのに対し、人口は増加の一途だ。そして、世界で取引される魚の5分の1は、密漁や不正行為で取られたものだとした。 そこでGoogleは、漁業資源の保護に取り組むOceanaと、環境保護団体SkyTruthの協力を得て、全世界の海洋漁業活動を可視化するウェブサイト「Global Fishing Watch」(ベータ版)を開設した。 Global Fishing Watchは、人工衛星などから取得した漁船の位置情報などを解析し、地図上に漁船の活動状況を表示するサービス。対象時期は、2012年1月から現在までの任意の期間が指定できる。漁船をマウスでクリッ
2016年9月16日 10時20分 by ライブドアニュース編集部 ざっくり言うと 米フロリダ州で、使用期限切れの防弾チョッキを使用した男性が死亡した 古い防弾チョッキが銃弾に耐えられるかどうかを試していたという 撃ったのは男性のいとこで、11日に殺人罪で起訴された 防弾チョッキには使用期限があるというのをご存知だろうか。水、光、熱により性能が落ちるため、使用期限が切れた防弾チョッキを着る場合は命のリスクを伴い、あくまでも自己責任となる。このほど、古い防弾チョッキが銃弾に耐えられるかどうかを愚かな方法で試してしまった男性が死亡するという事故が、米フロリダ州のタンパ市で起こった。 撃たれて亡くなったのは、ホアキン・メンデスさん(Joaquin Mendez)という男性だ。彼は今月10日、古くなった防弾チョッキを着て、24歳のいとこであるアレクサンドロ・ガリバルディ(Alexandro Gar
【マニラ時事】フィリピン南部ダバオ市で暗躍したとされる「処刑団」の一員だった男性が15日、上院で証言した。 男性は、当時市長だったドゥテルテ大統領の指示で過去1000人以上の犯罪者らが違法に殺害されたと述べた。 5月の大統領選では、長年市長を務めたドゥテルテ氏も処刑団に関与した疑惑が出ていた。 男性の証言によると、処刑団は警察官や元共産党員らで組織され、1988~2013年にドゥテルテ氏の指示で殺人を実行。対象は主に犯罪者だったものの、ドゥテルテ氏に批判的な人物や、ドゥテルテ氏の妹の交際相手も含まれ、生きたままワニのえさにするなど残虐な手法が取られたケースもあった。 男性は、国の捜査当局者が殺されたケースでは、ドゥテルテ氏自身が直接殺害したとも証言。「われわれはほとんど毎日のように誰かを殺害していた」と語った。 男性は処刑団を脱退後、政府の保護下に置かれたが、ドゥテルテ氏が今年5
保存状態が非常に良いプシッタコサウルスの化石から、その体表が明暗のカムフラージュ模様になっていたことが明らかになった。(PHOTOGRAPH BY JAKOB VINTHER, UNIVERSITY OF BRISTOL) 白亜紀前期の小型の草食恐竜は、腹をすかせた捕食者の目をあざむくために、カムフラージュ模様を身にまとっていたらしい。 研究者が保存状態の非常に良い恐竜の化石を分析したところ、その体色は背中側が濃い茶色で、腹側が薄い茶色になっていたことが明らかになった。現在の動物にも同様の濃淡のパターンが見られるが、恐竜でこうした模様が確認されたのは今回が初めて。科学誌『カレント・バイオロジー』に論文が発表された。 論文の共著者で英ブリストル大学の古生物学者ジェイコブ・ビンザー氏は、「この化石のように縞模様や斑点などの色のパターンがはっきり分かる恐竜化石は、ほかにありません」と言う。 1億
13日、千葉県木更津市の東京湾アクアラインで、高速バスの運転手が脳出血を起こして意識がもうろうとなり、中央分離帯やほかの車と衝突していたことがわかりました。乗客がブレーキをかけてバスを停止させ、乗客およそ30人にけがはありませんでした。 警察やバスを運行する小湊鐵道によりますと、バスの運転手の64歳の男性が意識がもうろうとなっていたために、最前列の座席にいた乗客の男性がブレーキをかけてバスを停止させたということです。 運転手の男性は脳出血を起こしていたということで、その後、病院で治療を受けたということです。乗客およそ30人にけがはありませんでした。 会社側によりますと、運転手の男性は当日は午後3時すぎに出勤し、運行管理を行っている上司には体調不良はないと報告していたということです。バスを運行していた小湊鐵道は「運転手の健康管理を徹底し、再発防止に努めたい」と話しています。
沖縄本島北部の国立公園、やんばる地域にだけ生息し、絶滅のおそれが高いとされるヤンバルクイナが、この6年間に少なくとも19羽、犬に襲われて死んだことがわかりました。この地域ではことしに入って特に野犬の目撃件数が急増していて、保護活動を進めるNPOは対策が必要だとしています。 保護活動を進めるNPO「どうぶつたちの病院沖縄」によりますと、やんばる地域で見つかるヤンバルクイナの死体の傷口からは、犬のDNAがたびたび検出されていて、この6年間に少なくとも19羽が犬に襲われて死んでいるということです。 この地域ではここ数年、野犬の目撃件数が急増していて、特にことしは今月10日時点で28件と、統計を取り始めた4年前の9倍以上になっているということです。 NPOの金城道男副理事長は「このまま野犬が増えると、ヤンバルクイナが絶滅するおそれがさらに高まり、緊急の対策が必要だ」と話しています。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く