気象庁は4日、西日本と東海の各地が「梅雨入りしたとみられる」と発表しました。熊本県では一連の地震でこれまでに12万棟を超える住宅の被害が確認されていますが、壊れた屋根に張ったブルーシートが破れるなどして雨漏りに悩む被災者が急増し、人手不足からシートの張り替えも進まず、不安が広がっています。 町の半数近くの住宅が被災した熊本県甲佐町の井上徹さんは、地震発生直後に壊れた自宅の屋根にシートを張りましたが、1か月もたたないうちにシートが破れてしまいました。雨漏りがひどくなり、井上さんはシートの張り替えを業者に依頼しましたが、人手不足を理由に断られたといいます。 今は雨漏りする部屋の中で家具などをシートで覆い、限られたスペースで暮らしていますが、雨水が壁を伝って2階から1階に流れ、天井にはカビも広がっています。 井上さんは「このままでは仕事にも身が入らず気持ちがめいります。雨が降る日は夜も寝られませ
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