牛乳などの原料となる生乳の取り引きを生産者団体がほぼ独占している今の制度を、政府の規制改革会議が廃止するべきだとする意見書をまとめたことについて、自民党は14日、制度の廃止に反対する決議を正式に決定しました。 これについて、自民党は14日、畜産酪農対策小委員会の会合を開き、規制改革会議の意見書について、零細な酪農家に与える影響や、需給の混乱が十分に検討されてないほか、生産者団体は酪農家を束ねることで、乳業メーカーとの価格交渉を有利に運べていることから、この機能は堅持することが必要だとして、「廃止は受け入れられない」とする決議を正式に決定しました。そして、会合のあと小委員会の代表が農林水産省を訪れ、森山農林水産大臣に決議文を手渡しました。 森山大臣は「規制改革会議の意見書は承知しているが、今の制度が果たしてきた機能は極めて重要なものだ。酪農家の所得向上につながる間違いのない改革を進めていきた
![自民 生乳取り引き制度の廃止に反対する決議決定 | NHKニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e72bc030ff630260d3a6b9811370a26ddd1e6d94/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww3.nhk.or.jp%2Fnews%2Fhtml%2F20160414%2FK10010478921_1604142023_1604142029_01_02.jpg)