紹介 福島第一原子力発電所の事故で、福島県の多くの方々は甚大な被害を被むりましたが、事故で放出された放射性物質によって健康影響が出ると考えられる量の放射線被曝はないことが分かったのは不幸中の幸いでした。しかしその一方で、福島県の子どもたちに大変な問題が起こってしまいました。甲状腺検査でがんが数多く発見され、「過剰診断」という深刻な問題が発生し、これは原発事故がもたらした被害の中でもっとも深刻なものの一つです。本書では甲状腺検査に関する最新の情報を提供し、福島県の子どもたちのために何をなすべきかを提案しています。 目次 はじめに -この本で伝えたいこと- 第1章 甲状腺がんとはどんながんなのか 第2章 甲状腺超音波検診は何をもたらしたのか 第3章 福島で起こったこと-世界初の学校検診によるがんの過剰診断― 第4章 甲状腺検査の現場から見えるもの 第5章 甲状腺検査、巨大事業体制の厚い壁 第6
![福島の甲状腺検査と過剰診断 子どもたちのために何ができるか 髙野徹 緑川早苗 大津留晶 菊池誠 児玉一八 (著/文) - あけび書房](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b855ae1317073e4fb0569ab4b01328884fbc54cb/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimg.hanmoto.com%2Fbd%2Fimg%2F9784871541909_600.jpg%3Flastupdated%3D2021-07-13T16%253A11%253A42%252B09%253A00)