地元行事の合間に帰宅して、何気なくNHKをつけると、福田康夫元官房長官が演説していた。午後2時10分、すでに自民党総裁選の立会演説会が始まっていたのだ。 やはり気になるもの。 着替えもそこそこに、テレビに釘付けとなった。 福田氏の演説が続く。 息苦しい雰囲気がただよう。 話が要領を得ないのだ。 「都市と地方が話し合っていけるような」などという抽象的な話がだらだらと続き、唯一具体的な政策は「200年持つ住宅を」・・・。聴衆の自民党国会議員たちの間にもおそらく何となく違和感が広がっていたのであろう。福田氏ご本人も途中から話しにくそうな感じに。 私も政治家の端くれだから、この感覚は何度か経験がある。 話が要領を得ない。要領を得ないから聴衆の反応がいまいち。そのいまいちの反応が自分にも伝わってきて、さらに話に精彩を欠く・・・。 そんな感じの20分間だった。 これが総理を狙う自民党総裁候補の演説なの