「ワンクリック不正請求」の新たな手口が2月ごろから出回っているとして、情報処理推進機構(IPA)が注意を喚起している。 新たな手口では、アダルトサイトで動画を閲覧しようとすると、悪意のあるスクリプトの実行が促される。これに従うとPCの設定が改ざんされ、画面上に請求画面が表示される。この請求画面は、「閉じる」ボタンで消せないだけでなく、画面の端に移動することもできないという。 本稿では、新たな手口を理解してもらうために、悪意のあるスクリプトによってPCの設定が改ざんされ、“消えない”請求画面が表示されるまでの一連の流れを画面キャプチャーで紹介する。記事後半では、新たな手口への予防策と事後対策も紹介する。 なお、画面キャプチャーはIPAから提供を受けた。いずれもWindows XPで撮影したもので、必要に応じてモザイク処理を施している。 新たな手口を使ったワンクリック不正請求サイト。IPAでは