2023年末には診療報酬と介護報酬の改定が控えています。両報酬を同時に改定するのは6年に1度のことです。社会保障制度のあり方を幅広く考え直す好機となるはずですが、国民の負担をどうするかといった観点は薄く、議論は広がりを欠きます。25年には年金制度の次期改正もあります。氷河期世代はまた社会から取り残されてしまうのでしょうか。全4回のまとめ読みです。(1)矛盾はらむダブル改定 「追加の国民負担なし」難路高齢化で膨れ上がる日本の社会保障費をどう抑制するか。目先の財源論に終始するだけでは現役世代の負担増は避けられない。…記事を読む