厚労省の発表によれば、今年8月の有効求人倍率は1.52倍を記録したという。これは、43年ぶりの高水準だった前月と同じ数値で、求職者1人につき1.5件を超える求人がある“売り手市場”であることを表している。 バブル期で最も高かった1990年7月の1.46倍を大きく上回ったといわれているなか、注目したいのがその中身だ。これまで「増えているのは非正規ばかり」と批判されていたのが、今年6月以降、「正社員」の倍率が、ついに1倍を突破して1.01倍になった。これは、2004年の調査開始以降、初めてのことだという。 10月22日に行われた衆議院議員総選挙においても、自民党がアベノミクスの実績のひとつとして、この数字を挙げて「正社員を希望する人は、もれなく正社員になれる!」と、さかんにアピールしていたので覚えている方も多いだろう。 では、雇用情勢は、本当にそこまで絶好調といえるのだろうか。調べてみると、意
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