甘茶 甘茶(あまちゃ)とは、アジサイ科の落葉低木のアジサイ(学名:Hydrangea macrophylla)の変種であるアマチャの若葉を、8月下旬に採取し、日干しして乾燥させた物に、水を噴霧し樽などに詰めて24時間発酵させたものを蒸して揉捻し、再度乾燥させたもの。また、それを煎じ、すなわち煮て作った飲料である。 なお、飲料ではなくその元になっている日本や韓国南部原産の植物は学術的には「アマチャ」(学名:Hydrangea macrophylla var. thunbergii)と片仮名表記をする。中国の甜茶とは別種である。これ以降、飲料を指す場合は「甘茶」と漢字で表記し、植物を指す場合は「アマチャ」と片仮名で表記する。 区別 なお、ウリ科のつる性の多年草であるアマチャヅルの葉または全草を、湯などで抽出した茶も「甘茶」という場合もあるが、前者の「アマチャ」を使った茶が、本来の甘茶である。ま