さまざまな決済サービスが日本で乱立する中、pringはどんな狙いで参入したのか。またどのように差別化を図っていくのか。6月21日に日本キャッシュレス化協会が開催した「キャッシュレスが創る未来」で、代表取締役CEOの荻原充彦氏が語った。 pringを導入した狙い 日本では「○○ペイ」といった決済サービスが乱立しており、QRコード決済を使ったサービスも多いが、一般ユーザーにとっては違いが分かりにくい。そこでpringでは「お金でコミュニケーションを活性化させる」ことを狙った。新たなマーケットを作ろうと考え、サービス名にはあえて「ペイ」とは付けなかった。pringの由来は、「p」が「ペイ」や「プレゼント」を、「ring」が「お金のコミュニケーションの輪を広げていく」ことを意味する。 お金のコミュニケーションとはどんなイメージか。例えば割り勘代金の請求は、少し気まずいものがあるが、pringアプリ