生活に必要最低限の資金を無条件に支給されるベーシックインカムの導入には、「国民が働かなくなる」という声もありますが、実際に実施されるとどのような影響があるのかを示す研究結果が発表されました。 イランでは2011年に石油・ガス補助金が大幅削減された代わりに、国民平均収入の29%にあたる1日1.5ドル(約170円)を雇用状態にかかわらず、現金で支給するという制度が導入されました。 アメリカの平均年収でいうと、毎年1万6000ドル(約178万円)が無条件で支給されるというものですが、導入から6年が経過したイランで、労働力にどんな影響があったのか、ということを経済学者のDjavad Salehi-Isfahani氏、Mohammad H. Mostafavi-Dehzooeifrom氏らが調査した結果を報告書にまとめています。 調査は現金補助制度が始まる前年(2010年)と翌年(2011年)の家計
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