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ブックマーク / www.astroarts.co.jp (9)

  • あと3日、探査機「カッシーニ」との別れ

    土星探査機「カッシーニ」は今週金曜日、9月15日に土星の大気へ突入し、13年にわたるミッションを終了する。 【2017年9月12日 NASA JPL】 1997年10月に打ち上げられたNASAの土星探査機「カッシーニ」は、2004年の土星到着以降13年にわたって土星体や環、衛星の探査を行ってきたが、いよいよ別れの時となる土星大気への突入が3日後に迫った。 カッシーニからの最後の信号が地球に届く予定時間は、現時点では日時間の9月15日(金)20時55分となっている(多少変わる可能性もある)。地球から土星までの距離が約15億kmあるため、カッシーニから最後の信号が豪・キャンベラにあるNASAのディープスペースネットワーク局で受信されるのは発信から約83分後になる(つまり、実際には83分前には最後の信号が発信されていることになる)。 カッシーニの最終ミッション「グランドフィナーレ」のアニメー

    あと3日、探査機「カッシーニ」との別れ
  • アルマ望遠鏡の日本製アンテナ群が設置完了

    【2013年5月8日 アルマ望遠鏡】 南米チリの大型電波望遠鏡「アルマ」で先月26日、日が担当するアンテナ群16台のうち最後の1台が設置された。アンテナ群や受信機などシステム全体には、昨年亡くなった森田耕一郎教授の業績を称えて「モリタアレイ」の名称が付けられる。 アンテナ設置完了後に肩を組んで喜ぶ国立天文台および合同アルマ観測所、三菱電機のスタッフ。クリックで拡大(提供:ALMA (ESO/NAOJ/NRAO), O. Mendez (NAOJ)) 南米チリの高地に建設されているアルマ望遠鏡は、パラボラアンテナ66台を組み合わせて1台の巨大な電波望遠鏡として観測を行う望遠鏡だ。日は66台のうち16台のアンテナ群「いざよい」と、3種類の周波数帯を受信する受信機、相関器の開発と製造を分担している。これらのシステム全体は「アタカマ・コンパクトアレイ(ACA)」と呼ばれ、大きく広がった天体から

  • 国立天文台の森田教授がチリで死去 アルマ計画に貢献

    【2012年5月11日 国立天文台/I Love Chile/NHK】 5月7日(チリ現地時間)、国立天文台の森田耕一郎教授がチリ・サンティアゴで死去した。強盗事件に巻き込まれたとみられる。教授は同国で携わっていたアルマ望遠鏡プロジェクトにおいて、観測画像の高画質化の研究などで大きく貢献してきた。 森田教授。2011年9月、サンティアゴの合同アルマ観測所にて(提供:国立天文台) 観測を行う山麓施設(サンペドロ・デ・アタカマ近郊)では、プロジェクト参加国の半旗が掲げられた。アタカマ高地の美しく澄んだ空での観測に、教授の研究業績が活かされる(提供:ALMA(ESO/NAOJ/NRAO)) 国立天文台の森田耕一郎教授が5月7日、自身が携わる電波望遠鏡国際プロジェクト「アルマ計画」で滞在していたチリのサンティアゴで死去した。享年58歳。同市内プロビデンシア地区の自宅アパート付近で強盗に遭ったとみら

  • 故 森田耕一郎教授の名前が小惑星に

    【2013年8月6日 アルマ望遠鏡】 アルマ望遠鏡プロジェクトなどに尽力した故 森田耕一郎国立天文台教授の功績を称え、1995年に発見された小惑星が「Kohichiro」と命名された。 小惑星Kohichiro発見時の写真(白黒反転)。20分の間隔をおいて撮影した2枚の写真をわずかに上下にずらして重ねると、恒星に対して動く小惑星のみが斜め方向に並ぶ。クリックで拡大(提供:渡辺和郎さん) 国際天文学連合小惑星センターは7月22日、故・森田耕一郎(もりたこういちろう)国立天文台教授の功績を称えて、小惑星(14047)に「Kohichiro」と命名したことを発表した。 森田教授は、2012年5月にアルマ望遠鏡計画のため滞在していたチリで事件に巻き込まれ亡くなった。国立天文台野辺山ミリ波干渉計、アルマ望遠鏡アンテナ群の設計や開発に尽力し、その貢献を称えてアルマ望遠鏡のアンテナ群ACAは「モリタアレ

  • 「はやぶさ2」のターゲットをすばる望遠鏡が撮影

    小惑星探査機「はやぶさ2」が向かう小惑星 「(162173) 1999 JU3」の姿を、すばる望遠鏡が撮影した。 【2015年6月8日 すばる望遠鏡】 日の小惑星探査機「はやぶさ2」の目標天体である小惑星(162173) 1999 JU3を、米・ハワイのすばる望遠鏡が撮影した。撮影時の1999 JU3は地球からおよそ2億4000万km離れていて、明るさは約22.3等級だったが、集光力に優れたすばる望遠鏡はわずか30秒の露出時間でその姿を写し出すことに成功した。 すばる望遠鏡がとらえた小惑星(162173) 1999 JU3。ハワイ現地時間5月20日午前4時23分撮影、30秒露出。クリックで約3分間の動きを示したアニメーションを表示(提供:国立天文台) 「観測時は明け方のうえ雲が多く、条件はあまり良くなかったのですが、1999 JU3 が放つ微かな光をはっきりとらえることができました。この

    「はやぶさ2」のターゲットをすばる望遠鏡が撮影
  • 兵庫の高校生らが小惑星撮影 「はやぶさ2」の探査対象候補

    【2012年2月10日 西はりま天文台公園】 兵庫県の高校生らが、21等と暗い小惑星1999 JU3の撮影に成功した。この天体は探査機「はやぶさ」の後継プロジェクト「はやぶさ2」の探査対象の候補となっており、18等まで明るくなる今年初夏にはさらに詳細な観測が行われる予定だ。 兵庫県小惑星研究チーム(HYPAR)に参加する高校生らが、2011年11月26日午前3時頃からの観測で、小惑星探査ミッション「はやぶさ2」の対象候補天体である小惑星1999 JU3を、兵庫県立西はりま天文台公園の「なゆた望遠鏡」を使って観測しました。画像処理の結果、20.7等級と暗い1999 JU3を観測することに成功しました(画像)。 今年は1999 JU3が5月から6月頃に18等級と今後5年間では最も明るくなり、アマチュア天文家の持つ30cmクラスの望遠鏡でも撮影できる可能性があります。また、「はやぶさ2」の打ち上

  • 「はやぶさ2」が向かう小惑星1999 JU3の名称案を募集 8月31日まで

    探査機「はやぶさ2」が向かう小惑星「(162173) 1999 JU3」の名称案の一般募集が始まった。JAXAのウェブサイトなどで8月31日まで応募を受け付ける。 【2015年7月22日 JAXA】 8月31日更新 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、小惑星探査機「はやぶさ2」が向かう小惑星「(162173) 1999 JU3」の名称案の一般募集を開始した。インターネットやハガキなどで受け付けている。締め切りは8月31日(月)午後11時59分。 名称(名前)案には、国際天文学連合(IAU)が定めるいくつかの条件がある。 慣例として、1999 JU3のように地球軌道に接近する小惑星(地球近傍小惑星)については「神話由来の名称」を付ける ただし、天地創造の神は太陽系外縁天体に、死後の世界の神は海王星と3対2の比率で公転する天体に対して命名される慣例があるため、これらは避ける 神話由来以外の名称

    「はやぶさ2」が向かう小惑星1999 JU3の名称案を募集 8月31日まで
  • アイソン彗星、残骸が観測されるも彗星活動は終了

    【2013年12月3日 国立天文台メールニュース No.120/国立天文台】 11月29日の太陽最接近で核が崩壊したアイソン彗星。太陽観測衛星でとらえられた残骸のようすから彗星活動は完全に終了したとみられ、肉眼で見える期待はかなわなそうだ。 太陽観測衛星SOHOのLASCO C3カメラにとらえられたアイソン彗星の太陽最接近のようす(早送り)。近日点通過後に粉々になった残骸が移動し拡散していくようすがわかる。クリックで動画再生(提供:NASA/SDO/ESA/SOHO/GSFC) 2013年9月から2014年1月まで、太陽最接近のようすを彗星からの視点でシミュレーション。クリックで動画再生(「ステラナビゲータ」で作成) アイソン彗星は、11月29日早朝(日時間、以下同)に太陽にもっとも接近(近日点を通過)しました。その前の11月27日ごろには、太陽に近すぎるため地上からの観測は難しくなりま

    アイソン彗星、残骸が観測されるも彗星活動は終了
  • AstroArts - アストロアーツ

    の文献に残された過去1400年にわたる「赤気(オーロラ)」 の記録からは、太陽活動と地磁気の基的な変動パターンが読み取れる。同時に、天変地異に対する当時の人々の反応もうかがえる。

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