レンズの明るさ 「明るいレンズと暗いレンズではどちらがよいか?」と、いうことをよく聞きますが、「大は小を兼ねる」の論法でいけば明るいレンズになります。明るいレンズは、明るい分ピントが合わせやすく、ストロボなど使えない室内スポーツや舞台撮影に向いています。反面、明るいレンズは必然的に大きくなり、レンズ構成も複雑で金額も高くなります。 口径比 レンズの鏡筒には、商品名と共に焦点距離と最大口径比が記されています。この口径比はレンズの明るさを表す数値です。例えば、1:2.8とか1:4のように記されています。この数値が小さくなるほど明るくなります。レンズの口径をD、焦点距離をfとすると、レンズの明るさは(D/f)の2乗に比例します。つまりD/fが大きくなるほど明るいレンズということになります。このD/fのことをレンズの口径比といいます。例えば、レンズの口径(直径)が25mm、焦点距離を50mmとする